びーの独り言

どこいくの?どっか。

2016/08/19(金)年休「桑名」

 9時に目覚ましが鳴った。夜更かしした割には、そんなに眠れた感じはしなかった。すぐにチェックアウト。行き先は決まっていた。桑名のことが気になっていた。松平定敬について知りたかった。
 京都―米原―大垣―桑名―(近鉄)―四日市―西日野―日永―四日市―内部―四日市―(JR)―名古屋―米原
 大垣までは定番のコースだったので特に何もなく。ただ近江八幡彦根と聞くと、そういえば観光してないなあと目移りしたり。行ってない場所なんてたくさんあるよなあ。米原駅で久々にダッシュ。「近江牛大入飯」をゲット。米原の乗り換え客はやたら多かった。「近江牛大入飯」は思ったよりおいしくなかった。もしかして味覚が変わってきてる?
 大垣から養老鉄道に乗った。2回目。検索では名古屋回りの方が早かった。大垣駅に着いたときには桑名行きが待ってたのに、養老鉄道大垣駅に行ったときにはすでにおらず。これで40分待ちに。こんな接続は鉄道事業者としてどうかしてる。この待ちがなければ、名古屋回りより早く着くのに。最近鳥塚社長に講演してもらったそうだが、まったくもって論外だ。
 養老鉄道は山の麓の緑の多いところを走っていた。どこから見ても近鉄だった。西大垣で高校生が自転車を持ち込んだ。養老鉄道サイクルトレインを実施している。いつの間にか寝てしまって起きたら、ロードバイクの7人がいた。その人たちに向かって隣のおばあさんがわけのわからないことを叫んでいた。どうして電車にはこういうのがわいてくるのだろうか?乗り鉄としてはいろいろイマイチだった。
 桑名に到着すると、以前来たときの記憶がよみがえった。近鉄と共用のホーム、さらにJRとの共用の駅舎、昭和の匂いがする駅ビル。北勢線西桑名駅ナローゲージの小さな電車が停まってるのを見て、胸がときめいた。桑名での目的地は桑名市立博物館だった。いろんな博物館に行くと博物館にはポスターが貼ってある。その中に桑名が松平定敬を特集しているのを見つけた。それ以来ずっと気になっていた。駅からリュックを背負いとぼとぼ歩いた。日陰にいれば暑さは耐えれるレベルだった。中途半端に昭和の町並みだった。
 博物館は無料だった。順路の最初は地元の絵画展だった。まったく興味はなかったのに受付のおじいさんがじっとこっちを見ていたので記帳してしまった。一通りちら見してすぐに脱出して2階に上がった。2階の展示は城から出土した焼き物で、これもまた興味はなかった。閲覧は一瞬で終わった。勝手に常設展示に期待してたが、松平定敬の年表しかなかった。廊下には過去の特別展のポスターが並んでいた。どれもすごく立派なポスターであり、身の丈にまったく合っていないと思った。旅をしてるとこういうこともあるよなあ。
 桑名には城跡があったが、何もなさそうなのでスルーした。駅へ帰る途中に商店街があったので入ってみた。昭和の匂いがする商店街だった。正直経営大丈夫かと思った。名物の蛤を食べようかと思ったが、暑い中店まで行く気がわかなかった。昭和の駅ビルで味噌煮込みうどんを食べた。TVでオリンピックのダイジェストを見ていた。
 近鉄四日市から四日市あすなろう鉄道へ。これもナローゲージ近鉄が経営を放棄して第三セクターになった。2回目、名前が変わってからは初めて。名前が変わった以外は記憶と同じ景色。でも、まさかの新車、まさかのクロスシート、まさかの液晶の車内案内板。そういえば新車導入するとか読んだことあるような?この発見だけでテンションが上がった。車両が新車になっても揺れは大きかった。線路の問題か?ナローゲージだからか?西日野を折り返し日永駅の乗り継ぎに失敗して30分待ちになってしまった。仕方なく従来型車両で四日市に戻ろうとしたら、窓が開いてて天井の扇風機が回っていた。非冷房車なんてまだ存在してたのか!内部への往復はとにかく暑いの一言だった。乗り潰しどころではなかった。内部に新車が留置されていたので、一刻でも早く導入することをお薦めしたい。
 近鉄四日市からJRの駅までは徒歩で移動した。JRの駅の回りは何もなかった。構内には太平洋セメントのタキがたくさん停まっていた。三岐鉄道のセメント輸送だろうか?
 後は名古屋回りで帰った。昨日の寝カフェにするつもりだったが、米原の「東横イン」が取れた。20時過ぎに米原駅の西口に降り立った。井筒屋の店がこんなとこにあるとは。降りてみるもんだなあ。西口には「東横イン」しかなかった。何の店もなく閑散としていた。東海道新幹線が開業してからずいぶん経つのにこんなに寂れているのか?チェックインしてからフロントに置いてある地図を見て「鮨ふもと」へ。きれいな外観の店だった。値段がわからなくて、ネットでもわからなかった。どうしようかと思ったが、他になさそうなので入ってみた。きれいな店だった。お客さんは誰もいなかった。奥から気の良さそうな板前さんが出てきた。楽しめそうなのでホッとした。板前さんと楽しくしゃべりながら寿司を楽しんだ。昔はよくカウンターで地元トークしてたことを思い出した。また来たいと思った。これぞ旅の醍醐味だ。