びーの独り言

どこいくの?どっか。

鉄道と国家

 GWの旅行で読むために買った。著者のことはよく知らなかったが、講談社現代新書だから大丈夫だろうと。それに先に大学友人Sが読んでいて面白かったと言うので。
 鉄道が日本に敷設されたところから新幹線技術の輸出まで、鉄道に関わる政治的な背景が描かれている。こうやって読むと、巨大なインフラである新幹線ができたのは奇跡のように思えてくる。また国鉄再建法と鉄建公団の絡みも興味深く。不採算路線を廃止している横で不採算路線が開通していく。政治のねじれというか。
 ちょっと文体が肌に合わなかった。論文調で読みにくくて、何度も寝てしまった。また話が細かすぎるような。それとも興味が湧かなかったのかもしれない。面白いと言われればそうなのだが、もっと気楽に読みたかったなあ。タイミングが悪かったのかなあ。