びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/03/27(日)「避難2」

 気持ちよく酔っぱらったので乗り潰す気はなかった。ホテルを後にしたのは9時だった。駅でポカリを飲んだら吐き気がした。春日井−勝川−枇杷島−名古屋−豊橋新所原西鹿島−浜松−静岡−富士−熱海−東京−千葉みなと。
 春日井の隣に勝川がある。ここからは東海交通事業城北線が出ている。最近できた線だが、JRと駅が離れており不便そうだった。本当はJRと接続するはずだったが、いろんな事情があって繋がっていない。まずJR勝川駅の異常さが目についた。新しく高架になったみたいだが、上りと下りのホームの間に何かが接続しそうな空間があった。ここに城北線が入るのだろう。駅の外を名古屋よりに5分以上も歩くと、中央本線と分かれた高架の上に城北線勝川駅があった。周りには駅らしい雰囲気は全くなかった。広場があるわけでもなく人気もなかった。閑散としておりマイナスオーラが漂っていた。駅までは歩道橋のような階段を上らなければいけなかった。新しくできた路線なのに、エレベーターもエスカレーターもなし。階段を上がったところは直接ホームになっており、改札もなく駅員もおらず無人駅だった。一面一線のホーム。ベンチの上に雨よけの屋根があるだけ。一人若い女性が座っていたのが、逆に驚きだったり。時刻表では1時間に1本しかなかった。電化はされていなかった。入線してきた電車はわずか一両、都会の中にまさかのローカル線?道中がまた驚きだった。全線高架で高速道路に沿って、とんでもない住宅地の中を走っていた。しかも複線。用地買収や建設費を考えれば、ハイスペックなのは明らか。それなのに客がいない。ギャップが強烈すぎた。終点枇杷島では東海道本線と接続していた。ほんのわずかな乗車だったのに430円は激高。不便で高く本数もない。存在価値が見当たらない。WIKIで調べると、特殊な事情が書かれていた。城北線未成線瀬戸線を利用してるらしい。通常国からJRや地元自治体に譲渡される際に赤字が必至な場合は無償で引き渡されるが、城北線は黒字が期待できるために管理費にまで賃貸料がかかってしまう。だから、設備投資ができずに最低限の設備しか整備されていない。これは法律で決まっていて、あと20年賃貸料を払わないといけないらしい。あと20年放置プレイってなんて無駄な。利用者の利便性を考えて、うまく解決してほしいもんである。大して期待してなかったが、激熱な物件だった。
 豊橋で吐いた。酷い二日酔いだった。未乗の遠州鉄道に乗るために新所原で降りた。天竜浜名湖鉄道西鹿島に移動して、西鹿島から遠州鉄道で浜松の予定だった。新所原天浜線乗り場にはうなぎ屋があった。二日酔いだが、ぜひとも食べたかった。一番高い二段重ねにした。窓口の左側から店に入ると狭い部屋に4人の先客がいて驚いた。二段重ねはやり過ぎた。大好きなうな丼なのにまさかの食べ残し。量が多すぎた。天浜線は2回目、前回の印象がかなりよかった。これぞローカル線という雰囲気が素晴らしかった。今回も前回の再現となった。空は最近に珍しく晴れ渡り、浜名湖の深い青と山の緑とマッチした。一両の気動車は風光明媚な台地をごとごとと進んでいった。天浜線は昔ながらの駅舎や設備が残っているので、最近歴史的な建造物に指定された。スタンプラリーも行われており、たくさんの年輩の人が参加していた。私もいつか回ってみたいと思う。
 遠州鉄道西鹿島と新浜松を結んでいる。設備は新しいだろうと思っていたが、ICカードが導入され、全線電化で安定感があった。驚いたことに単線ながらほぼ全ての駅に交換設備がついていた。また高架化工事までおこなわれていた。新浜松駅は遠鉄百貨店が併設されて、阪急に似た雰囲気だった。さすが政令指定都市だ。
 今回の旅行は新規路線3つを回り一定の成果を挙げた。新しいところは行ってみないとわからないもんだ。まだまだあるのでこれからも楽しみだ。