びーの独り言

どこいくの?どっか。

2012/10/27(土)「千葉」

 起きたら10時だった。早起きするつもりだったけど、関東私鉄より朝寝てる方が(ry。昨晩行った「百萬石」へ。光り物は若手だけど、煮穴子がおいしかった。
 部屋に戻って、行こうとしてた京成千原線を調べてみた。この線は千葉中央からちはら台を結んでいる。元は小湊鉄道が海士有木までの免許を持っていたが、地元自治体や京成が参加する形で第三セクター千葉急行電鉄が設立された。比較的最近の1992年に開通したものの、用地買収などに莫大な費用がかかり、また見込みより沿線の人口が増えなかったために、資本金の3倍の債務超過に陥り、1998年にあえなく会社解散。筆頭株主である京成に引き継がれた。このとき京成の負担は600億円にもなるという。あまりにも香ばしいストーリーではないか。これは俄然盛り上がってきた。
 西登戸―ちはら台―千葉―県庁前―千葉―千城台―千葉みなと。
 先週に引き続き西登戸からのスタート。しかし、ほんとに住宅街としか思えない駅前だな。先週とは逆の方向へ。西登戸の隣は新千葉駅、この駅も西登戸とセットでスルーされる。新千葉の隣は千葉駅。対向式の2面2線、とても県を代表する駅に思えない。千葉駅の隣は千葉中央駅、一応昔の終点だけど、こちらも2面2線。津田沼からの京成千葉線総武線京葉線に挟まれてるので、東京への輸送を諦めてしまっている。だから、残念な感じが漂ってて素晴らしい。
 千葉中央から先はメインディッシュの京成千原線。力強い高架で外房線と並走。その高架は複線分の用地が確保されてるのに線路は単線のみ。愛知環状鉄道城北線で興奮したあの感情がよみがえる。なんて無駄な!次の千葉寺ではもっと驚愕の景色が!対向式ホームの片面がコンクリートを打ったところで閉鎖。なんと無残!これは夢の跡と見るべきか、まだ時代が追い付いてないと言うべきか。とにかく異様な光景と言ってよいだろう。他の駅も対向式ホームだったが、これらは交換設備となっていた。ただし、おゆみ野では再び醜態を(ry。千原線に乗ってて感じたことは、大規模なマンション群とかは見かけなかったし、山ばかりでまるで人気のないところを選んで走ってるみたい。京成だと東京方面への通勤メリットはないし、家を買うならまずは外房線内房線で探すよなあ。いつか採算が取れるようになるだろうけど、50年くらいかかるんじゃないか。こんな足元にこんな香ばしい物件が眠っているとは。灯台もと暗しとはよく言ったものだ。
 千葉からは千葉都市モノレール。フリー切符600円を購入。千葉都市モノレールは車両がレールにぶらさがっており、懸垂式と呼ばれている。千葉で懸垂式が選ばれた理由は、急カーブが曲がれるためである。ただし、レール部分の構造が大がかりで設置コストがかかる。落ちたら終わりだから、安全には最善を尽くすわな。でも、自走不能になったらどうするのかな?怖いな。
 千葉都市モノレールは千葉みなとから千葉を経て、1号線は県庁前、2号線は千城台を結んでいる。まずは1号線から乗った。JR千葉駅を豪快に見下ろして絶景。歓楽街の栄町から千葉中央近くの葭川公園を過ぎれば、終点県庁前だった。あっというまの出来事。存在意義がわからない。ほとんど客もいない。案の定廃止論もあるらしい。うちからだったら自転車で充分だし。2号線は総武線を豪快にオーバークロス。半円を描いて、再び総武線の都賀で接続。そのまま2回目のオーバークロスを経て千城台まで。とにかくぐねぐねしてて、どこに行きたいのかわからない。後から無理矢理作った感じがすごい。千葉から都賀まで乗る人はいなさそう。普通は総武線使うんだろうな。都賀から千城台に行く人は多かった。最後千葉みなとに戻って終了。
 なんか千葉が名古屋っぽく思えてきた。地下鉄はないけれど、京成、新京成小湊鉄道いすみ鉄道銚子電鉄久留里線千葉都市モノレールTDLのモノレール・・・役者が揃っている。でも、名古屋の方は一部廃止されてるからなあ。まだまだだか。
 久しぶりに「おたふく」、YoshikiとKさん。Yoshikiとは2週連続、Kさんとはすごい久しぶりでとても楽しかった。