びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/02/03(木)「犀潟」

 風邪でしんどかった。今日は出張で犀潟だった。犀潟は日曜日に閉じ込められた直江津の二つ隣である。日曜日のリベンジで長野から回るルートもあったが、一人だけたどり着けない可能性もあるので、おとなしく越後湯沢経由にした。直江津まで特急で行って、戻るルートも調べたが、うまくいかなかった。まさか仕事でほくほく線の各駅停車に乗るとは。トンネルを抜けて越後湯沢に着くと一面の雪景色となった。折り込み済みとはいえ、雪の明るさに驚く。越後湯沢にはほくほく線のゆめぞら号が停まっていた。天井に画像を映し出す車両だ。上映はなかったが、昔を思い出した。ここでJさんと合流した。今日はよく晴れていて越後湯沢からの景色が最高に美しかった。ここの路盤は平地より高いところを通っており見晴らしがいい。遠くに見える山は高く険しく、緑の山は薄く雪化粧していた。平地は完全に雪に覆われていた。川端康成の「雪国」の世界だ。ほくほく線はトンネルだらけで、たまにトンネルから出ると雪がやけに眩しかった。犀潟駅には何もなかった。ひなびた店が好きだというJさんとちょっと歩いたとこの中華料理屋に行った。
 江川と合流した。Jさんもいるから気楽だった。最初Jさんは忙しいので迷っていたけど、相手の人数がわかっていたので、滋賀の経験から人数は揃えた方がいいと思い、一緒に行ってくれるように頼んだ。行く前から形作りのような出張だった。ほとんど飛び込み営業だった。残念だけど、最初から滋賀の経験上ダメだとわかっていた。でも、行かなきゃわからない人がいるわけだ。まあ、お客様の話を聞くのは好きだし、滋賀でやったクレーム対応よりはマシだと思った。打ち合わせは終始重苦しいムードで進んだ。この間だけは風邪でしんどい気分は忘れていた。こいつら何しに来たんだ、って思われただろう。お客様にはただの迷惑だったに違いない。うちはお客様を落としどころにする悪い会社だ。こういう積み重ねが評判を落としていくのだろう。お客様は予想以上にダメ出してくれて、返ってすっきりした。このクソ案件もようやく終了だな。晴れているにもかかわらず、電車には運休が発生したりしていた。こちらの地方に来る場合は余程覚悟しておいた方がいいのかもしれない。
 会社のFさんからメールが来た。あの買収云々の件で第二回打ち合わせがあったのだ。びっくりした。私が取りかかってる案件と、本社の人が調べてる案件を副社長に報告するという結論になっていた。なぜびっくりしたかというと、両方とも皆で手分けして調べてる内容と全く関係がなかったからだ。しかも、私の案件は別の機会に副社長に説明することが既に決定していたのに。完全に欠席裁判。経緯は知らないが、アイディアがないから押し付けられたのは必至だった。この研究所は芯まで腐ってると感じた。結果が決まっていた滋賀の会議は最悪だったが、自分たちでアイディアが浮かばず欠席裁判するこの研究所はもっと最悪だ。アイディアがなくて人に投げるしかない研究所なんて存在価値なんかないわ。技術内容に目を向けることなく、こんな結論しか導くことができないのなら、今すぐ研究所なんか潰してしまえ!普段誰も耳を貸さないくせに困ったときは人に押し付けるのか?私が独りで頑張ったところで決して開発はできない、皆がレベルを上げないといけないということがまだわかってないのか?協力しあいながらお互いにレベルを上げていくのが組織じゃないのか?シナジーを得られない組織なんてただの烏合の集だ。ずっと言い訳の開発ばかりしてろ!それは会社を辞めたくなるくらいの衝撃だった。けれど、もう私は辞められないのだ。病気だなんてことは吹き飛んでいた。それにしてもなんなんだこの流れは?
 風邪ひいてしんどかった。でも、体温計は平熱を示していた。職場ではやっているインフルエンザではないようだった。しんどいのなら止めとけばいいのに「鬼丸」。酒が続いている。ちゃんとした生活に戻さないと・・・。