びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/01/18(火)半休「検査」

 骨髄検査は2年ぶり3回目。今回はすごく気乗りしなかった。自覚症状はないだけにピンと来なかった。今回の数字が出る前から、そろそろ久々にやりましょうか、というノリがあって、そこに数字がいつもと変わったのが決定的だった。もうそれなりに生きたので、あとはなるようになるしかないと思っている。誰のために延命されるのだ?今はよくわからないけど、自分の足で病院に行くのなら、まだ面白い何かがあると思っているんだろうな。完走できないマラソンでも棄権しないわけだし。
 検査前に腹が痛いが、何も出なかった。うどんに唐辛子を入れすぎたようだ。かわいい看護婦さんに「これから1時間トイレは行けません」と言われた。半ケツでベッドにうつぶせに寝た。先生が左のお尻の上の腰骨あたりを消毒し、針を刺す場所を指でとんとんと叩いた。前の女医さんもそういう仕草をしたが、そんな硬い場所に刺すのかと思うような場所だ。最初から両手で目を覆っていた。「麻酔します」の言葉の後、チクッとして皮膚と肉の間に麻酔薬が流し込まれた。少しじわっと沁みて皮膚が盛り上がる感覚がある。何回刺されるのか確認したら2回のようだった。先生が患部をとんとんと叩いて「大丈夫ですか」と聞いてきた。「少し痛いかも」と言っても、歯医者と同じで待ってくれなかった。「今から針を刺します」という合図で針が入ってきた。骨にバキッという感じで入ってきた。針は合計二回刺す。一回目では骨髄を採取して、二回目で組織を取る。一回目「吸います」と言われたが、以前のチュウという感じはなく針が抜かれた。あとは二回目か。前はゴリゴリって感覚があって厳しかった。二回目スタート、針が入ってきて少し奥の沁みるとこまできた。麻酔してるのに沁みる感じがあると不安になる。ゴリゴリ感はなかった。二回目も針が抜かれたので終了。ずいぶん汗をかいていた・・・サンプリングできてなかったorz。延長戦の3回目スタート。針が刺される瞬間は痛くないが、深く入ってくると沁みるような感覚がある。3回目も失敗。先生が一旦カーテンの向こうに消え「麻酔が・・・」という声が聞こえた。看護婦さんが「油ばかり・・・」、何の油だ?4回目は麻酔からのスタート。麻酔ってそんなに早く切れるのだろうか?麻酔されても刺されてるのかわからなかった。4回目になるとさすがに気持ち的な怖さは薄らいでいた。苦笑いすら出てたかもしれない。4回目でようやく成功したというか。あと1回くらい刺されてたかもしれないが、早く終わってくれという思いだけだったので、正確には忘れた。
 かわいい看護婦さんが患部を吹いてテープでガーゼを固定した。骨髄検査後の看護婦さんにはいつもかわいさにプラスして安らぎを感じてしまう。後光が射してるようだ。看護婦さんが特別好きなわけではないが、このときばかりは本能がそう感じさせるんだろうな。だからってこの検査が好きになるわけではない!患部を止血するために一時間寝た。さすがに前より患部が痛いような気がした。ずっと文庫本を読んでいた。始まりに感じた腹が痛いなんて気持ちはどこかへ完全に吹き飛んでいた。一時間後かわいい看護婦さんに「今日はお風呂とお酒と激しい運動は控えてください。」と言われた。お酒が飲めないのが残念だったが、この状態で運動する奴は別の病気の方が深刻だと思う。「明日になったらガーゼを取って血が出ていないのを家族に確認してもらってください」、独り暮らしだぞ・・・。結果は来週金曜日にわかる予定。会計は27510円。「東横イン」に6回泊まれると思った。
 「鬼丸」でウーロン茶。まさに骨の髄から沁みる痛さ。しばらく運動できないな。滅多に遭わない痛みで目が覚めたようだわ。仕事なんかとても些細なことに思える。それにしても、検査結果なんて全く気にしていない自分がいる。悪い結果が出るなんて微塵も思っていない。だから、終わってもなお腑に落ちない。きっと明日は飲むんだろう。