びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/01/02(日)「旅行11」

 0630起床。高知―桟橋通五丁目―はりまや橋後免町鏡川橋―伊野―高知―阿波池田―琴平―瓦町―長尾―瓦町。
 スタートは土佐電。土佐電は路面電車である。wikiによれば、広電に次ぐ営業距離であるらしい。今回は路面電車でも検索してぎりぎりのスケジュールを立てていた。でも、路面電車は時間がアバウトだから、1本早いのに乗れたらと思っていた。高知駅の南側に1本早い路面電車が停まっていた。しかし、一日乗車券の買い方がわからなかった。普通運転士さんから買えるのだが。電停には張り紙があって、一日乗車券は高知駅北口の高速バス乗り場で買えると書いてあった。急いで買いに行って、時間に間に合うように帰ってきたら、路面電車はいなくなっていた。なぜ?結局、予定通りの路面電車に乗ることになった。車内には「一日乗車券車内販売中」と書かれていた。
 土佐電ははりまや橋を中心に南北と東西の路線が十字に走っている。東西の方が圧倒的に長く、南北が10分に対して東西は80分要する。高知駅は北にあたるので、まずは南北を攻めた。はりまや橋までは昨冬乗っている。昨冬がっかりしながら写真撮影した日本三大がっかりスポットが右手に見えたw。はりまや橋交差点を一旦過ぎて南へ。終点桟橋通五丁目はすぐだった。早朝にも関わらず時刻表から5分遅れていたのが大いに気になった。最後のJRに間に合えばいいが、そこの乗り換えは移動を含め15分。かなりイヤな感じがした。折り返してはりまや橋下車。目の前の交差点は直角に平面交差していた。そこを今乗ってきた電車が通過していった。レールの継ぎ目で飛び跳ねるように揺れた。架線に目をやると東西南北入り乱れて蜘蛛の巣みたいになっていた。
 東へ行く電車は予定より1本あとでトータル7分遅れになった。これはいよいよまずいと気が気ではなかった。けれど、焦ってもできることは何もない。ずっと電車の中で早く行けと祈っていた。遅れた場合の代替策も考えた。最悪高知と土佐山田の間で特急を使えば挽回できることがわかった。市街地はずっと道路との併用軌道だったが、郊外に出ると専用軌道になった。専用軌道だと遅れを取り戻せるんじゃないかと期待した。終点の後免町に近づくと再び併用軌道になった。終点での遅れは3、4分だった。降りてから乗り場がわからなかった。来た電車がそのまま折り返すかと思ったら、ブラインドからもう一台が出発していった。しまった!ダッシュするべきだった!結局、折り返しは予定から3、4分遅れたままだった。
 話しは変わるが、1997年―社会人1年目―のときには呉に住んでいた。初めて買った車で徳島の仮想妹Rを誘い桂浜まで遊びに行った。桂浜からの帰りに高知市街を走っていた。右側には路面電車の軌道が並行していた。私は交差点を右に曲がろうと対向車線の車の流れが途切れるのを待った。対向車線の流れが途切れ発進しようとしたそのとき、右側後方から強烈なクラクションを浴びた。びっくりして急停止すると、すぐに路面電車が鼻先をかすめていった。心臓が凍りついた。注意は右側前方にあり、後方なんて気にしてなかった。それ以来、路面電車の町を車で走るのが怖くなった。あれから13年、今更ながらあの現場はどこだったのか考えた。はりまや橋の南か東なのだが、おそらくは南だろう。東の方だと徳島に帰るには左折になる。こんなところに思い出があるというのは何か因縁めいたものを感じなくはなかった。
 さて、後免町からは折り返して西へ向かった。はりまや橋を過ぎて鏡川橋で降りた。この辺りになるとタイムロスはよくわからなくなっていた。伊野行きの電車に乗ると、それまでずっと複線だったのが、単線になった。そして、1車線+軌道というなんともアンバランスな道になった。法律上は車が軌道を走るのは問題ないが、走らなくてもよいように車道が対向2車線整備されているケースがほとんど。そういう意味でここはレアケースだと言えた。終点伊野では無事JRに乗り継ぐことができた。
 高知駅で「土佐かつおめし弁当」を買って食べた。500円にしてはなかなかおいしかった。
 1043高知を出発。北上して阿波池田を目指した。ここは屈指の山越え区間、私の一番のお気に入りの大歩危小歩危があった。昨冬、特急で初めて通った。土佐山田を越えると、山越えがスタート。いくつトンネルがあるんだというくらいトンネルを越えていった。最初の新改駅がいきなりスイッチバック。そこまでして駅を作る必要があるのか?長いトンネルを抜けると左側に川が現れた。反対の岸には盟友国道32号が寄り添っていた。昨日は四万十川に浮気したが、やはり吉野川の方が険しいし、落ちたら確実に死ぬと思った。全国をいろいろ旅したけど、過去の楽しかった思い出が蘇るという意味で、ここは私にとってのパワースポットであり続けるだろう。
 阿波池田到着。駅の蕎麦屋で祖谷そばを食べた。そばは不揃いで少し太めで腰がなく味がしなかった。つゆは鰹だしで私の好みだったが、なんせそばが(ry。
 1336阿波池田から琴平に向かった。ここは山を越えていく。山の中には坪尻という有名な秘境駅があった。この駅には駅に行く道がない(正確には獣道がある)。だからかこの電車にはかぶりつきに5人も立っていた。到着した駅にはすでに4人いて、この電車から3人が降りていった。マニアがいるような秘境駅には興味はない。
 琴平からは琴電。1日フリーきっぷは1200円。高松行きは4両編成。初詣客で混んでるかと思ったが、余裕で座れた。沿線は全く面白くない田園風景だった。瓦町で乗り換え。瓦町は高松の中心。琴電はここから高松築港、琴平、長尾、志度に路線を伸ばしている。次は長尾線で長尾に向かった。これまた見処に乏しい路線だった。志度線が残っていたが、日が暮れたので今日はおしまい。
 宿泊は瓦町の「東横イン」。着替えて走りに行った。栗林公園に行ったが、中には入れなかった。5.5km。高松には名物がないので飲むつもりはなかったが、この旅行のラストなのでやっぱり飲みに行くことにした。やたらと焼き鳥屋があった。よくわからず1軒に入ったら、「鹿児島直送地鶏旨さが違う」と書いていた。鹿児島行ってたんだがorz。また「北海道十勝帯広発」とも書いていた。毎年行ってるがorz。なんで旅行先で地元と関係ないもんを食わないかんのか!カウンターも煙が来ないように透明板で仕切られてるし。空きっ腹にビールが沁みた、というか本当に腹が痛くなった。生一杯で撤退した。やっぱうどんでしょ。「鶴丸」、ん?見覚えがある。大学友人Sに確認。どうやら昨年も行ったらしい。ホテルで昨年のブログを確認したら抜け落ちてたw。テレビ見ながらあたりめと缶ビール。今まで行き当たりばったりで店を選んできたけど、胃袋の大きさには限りがあるし、納得しない店に行くもんじゃない。猛省。