びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/05/05(土)「高知」

 起床は6時。狭い湯船に笑い。そのくせ底は深い。両足上げたら死ぬな。7時にチェックアウト。どこか不気味なホテルだった。
 はりまや橋から高知駅まで路面電車。駅弁を狙ったが、店が開くのが8時からって。その代わりウィリーウィンキーへ。買ったのはタカキベーカリーのサンドイッチ。満席だったので外へ出た。
 5番のバス乗り場へ行くと既にバスがいた。客が1人しかいなかったのでサンドイッチを食べた。0740桂浜へ向かって出発。桂浜には何回も行ったことがある。そういや最後海岸沿いを西に向かうなと思ったら、バスはそこに出た。
 桂浜のバス停付近は既に懐かしさに溢れていた。味気ない駐車場も鬱陶しいお土産屋も私にとっては思い出を彩る場所。今回が最後かもしれないと、小さなものでも見逃さないようにした。
 階段を上がると坂本龍馬像があった。今回その横に足場が組まれていて、100円で登ることができた。足場を登ると顔の真横に来た。これには感動した。考えた奴は頭いいと思った。
 階段を下りると桂浜だった。天気は晴れ渡っていた。たくさんの人が思い思いに遊んでいた。ただ波が寄せては帰っていった。この風景を目に焼き付けようと思った。私は砂浜に一つだけ突き出た岩に座り、波の音をBGMにしてブログを打った。
 そして初めて来たときのことを思い出していた。あれは夜中だった。夜の桂浜には誰もいなかった。真っ暗な闇の中にただ波の音だけが響いていた。当時夜に来てどうするんだと思ったが、あのメンバーとなら場所はどこでもよかった。夜遊びのドキドキ感は今も忘れられない。
 今回別に過去を懐かしむつもりで高知を選んだわけじゃない。懐かしんだところで今がどうにかなるわけではない。でも、蓋を開ければ観光よりもそっちがメインになってしまった。桂浜はずっと変わらない。私の思い出も変わらないだろう。
 龍馬の店でにおいに釣られていかやきを買ってしまった。汁がポタポタたれてヤバかった。旨かったが、超食いにくかった。
 11時無料バスで坂本龍馬記念館へ。坂本龍馬の書簡がたくさん展示されており、とても見応えがあった。4時間くらい見た後、図書館に「おーい!竜馬」を見つけた。読み出したら止まらなくなった。結構詳細なんだよな。すっかり武田鉄矢に上書きされてしまった。マンガ恐るべし。17時地下の維新写真展に行くと、ここもボリュームがあった。こんなに粘った箱物は歴博以来だなあ。
 17時半過ぎ撤収。無料バスで桂浜に戻ると、高知駅行きバスは45分待ちとなった。忘れないうちにお土産を買った。
 チェックインした時には疲れ果てていた。またかつおのたたきだろと思うと食事に行く気がわかなかった。セブンイレブンどん兵衛を買った。せっかく高知まで来て飲み屋に行かないことに自分を責めた。勝手に自分で限界を決めるなよな。一体何しに来たんだか。