びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/01/01(土)「旅行10」

 0930起床。接続が悪いのでゆっくり寝てた。宇和島から高知へ行きたいのだが、検索したら阿波池田周りのルートが出る始末。宇和島から高知のJRは機能不全に陥っているかも。「四国再発見早トクきっぷ」を使用で。勝山町―松山―(海側)―宇和島窪川―高知。
 10時チェックアウト。松山1140発なので時間が余っていた。松山駅改札横にはじゃこ天屋がじゃこ天を揚げていた。このじゃこ天屋は、愛知ローカル「ノブナガ」という番組の地名しりとりワッキーが何度も松山に飛ばされる度に登場した(同期Tに聞いただけで、私は見たことがない)。じゃこ天1枚で140円。揚げたての熱さがなかなかいい。生姜醤油が欲しかった。もう1枚食べた。
 予讃本線下りの車両はトイレがなくロングシートだった。本数が少ない地方の車両はほとんどがトイレ付きなのだが、JR四国ではトイレ付きは走っていないのだろうか。18きっぷ泣かせの地域だ。さて、向井原駅を過ぎると海側と山側に分かれる。元々は海側だけであったが、カーブが多くてスピードを上げることができなかった。山側はショートカットするために作られ、特急は全てこちらを通るようになった。高速路線に興味はないので海側を選択。昨年気に入った海の景色を見たかった。この景色を見ようとしたので、遅い便しかなくなってしまった。向井原から分岐後すぐに山の中を下り始めると右手に海が見え始めた。向井原伊予長浜区間はずっと海沿いだった。急激に海に落ち込む区間に無理矢理線路を敷いたような感じ。私はそういう断崖絶壁を苦労して走る列車が好きだ。線路と海の間の隙間には国道が走っているが、これは海を埋め立てたもの。埋め立てにより風情はなくなり、人々は車にシフトした。旅人にとっては残念だが、観光地でないかぎり地元の人との利害は一致しないだろう。伊予長浜からは内陸に入った。もう目をひく物件はないと思っていたら、八幡浜駅前後の山っぷりに驚かされた。幹線とは思えない危なっかしい山越えに再び私は車窓の人となった。いつの間にか雪景色になった。四国の南の方なのに雪だって?全く意味がわからない。下宇和から北宇和島の下り勾配と海側の景色も素晴らしかった。リアス式海岸の岬に挟まれた入り江に集落が張り付いているのがわかった。予讃本線はマニアに語られることは少ないが、私にとっては垂涎ものの路線だった。
 宇和島では60分待ち。昨冬感動した鯛めしを求めて「とみや」へ行った。ここはワッキーの一番お気に入り。ネットで調べてたら、大絶賛のブログばかり。レシピではだし汁を使うらしくて、昨日食べたのはダウトのようだった。予想はしていたが、正月は閉まっていたorz。しかも、明日から開店とは。もう一軒も閉まっていて万事休す。悲願は果たせず宇和島に想いを残すことになった。宿まで食料調達ポイントがないので、駅のコンビニで鰹の醤油漬け2本とちくわ1本を買って食べた。昨冬も思ったが、駅弁を置いて欲しい。
 予土線宇和島と高知の窪川を結んでいる。ここは四国を一周する一部にあたるが、特急が走っておらず2時間半もかかる。往復6本しか走っておらず、そのくせ宇和島窪川での連絡は無視されている。実は、昨冬の記憶が薄い。ほとんど寝てしまったらしい。だから、今回はしっかりと見届けたかった。宇和島からはいきなり山越えとなった。リアス式海岸の場合、三陸や尾鷲のように線路を敷くことは大変なのだろう。山越え区間は山肌に沿ってぐねぐねしていた。山の斜面を削って平場を作ったのだろう。この先が思いやられたが、盆地地形に出てからは順風満帆だった。真土駅くらいから四万十川に沿い始めると、再び山の斜面にとりつくようになった。江川崎から先は近年に建設された区間で、ぐねぐねしている四万十川を何度も渡り、山はトンネルで穿ち、力強く進んで行った。山間で繰り広げられる四万十川予土線の絡み合い。よくもまあこんなとこに高規格の路線を通したものだ。辺りはまさかの雪化粧、ここは本当に四国なのか?それにしても、昨年の印象があまりないなんて、そのときどきで感じ方が変わるんだなあ。
 窪川に1749到着。1時間待ち。正月からキオスクが開いていた。この寒いのにキオスクの人って大変だなあと思うと、時間のあるのも手伝ってつい非常食などと称して必要のないものを買ってしまうw。次の車両にもトイレがなかった。トイレがないとジュースなど気軽に飲めなくなってしまう。綿密に計画を立てても、途中下車なんかになれば、2時間待ちになってしまうから、あまり無理なスケジュールは立てられない。JR四国にはなんとかして欲しいもんである。さて、1844高知に向けて出発。もう景色は見えなかった。この旅におけるルーティングは終わっていた。ブログも書いていた。やることがなくて寝ようとしたが、なぜか寝付けなかった。だから、本を読んでいた。
 ここで電車に乗ってる間の行動についてをメモっとく。移動中はルーティングかブログ記入がほとんど。本を持っていくが、ほとんど読んだ試しがない。長文のブログは旅程とほとんど同時進行している。何年か前は宿でまとめて書いていたので、印象に残っていることだけ書いていたが、今は携帯から更新してるのでリアルタイムに感じたことを書くようにしてる。こうすることで宿泊地にてブログ記入の時間を減らし、宿泊地での時間を有効利用することができる。旅の記録を振り返ることはほとんどないが、いつか忘れてしまったとしてもこれさえ読めば楽しかった思い出を鮮明に思い出せることができると期待している。
 高知到着は2049。宿泊は初めての「スーパーホテル」。4980円均一。私の定宿「東横イン」の最大のライバル。私が「東横イン」じゃないときはその町に「東横イン」がないときである。「スーパーホテル」のシステムはフロントがいるのに、会計は機械でする。暗証番号がプリントアウトされ、それが部屋のキーになる。これはフロント業務の簡略化になるんかな?部屋は広くて机も大きかった。高知だけかもしれないが、少し嬉しい。最近の「東横イン」は会員割引があるとは言え高いように感じる。昔は安いと思ったけど、他も安くなっている。立地が駅前で全国にあるから使っているけど、「スーパーホテル」の方がいいかもね。どちらも朝食が出る。嬉しいけど、食べない。旅行中は地の物を食べるのだ。
 高知は鰹のたたき。私は鰹が大好きだ。店を求めて夜の町に繰り出した。正月だけにどこも閉まっていた。開いてるとこもあるけど、はずれっぽく見えてふんぎりがつかなかった。そのうち「たたき亭」というとこを見つけた。名前がそのままで、中を覗くと結構入ってたので、ここに決めた。中3日のビールはすっげぇーうまかった。塩たたきはやばいくらいうまかった。藁で焼いてるのが、東京のと違う。店の雰囲気はカウンターでしゃべれるわけではなくいまいちだが、料理を目的にしてたのだからよしとしよう。
 宇和島で残念、高知でリベンジ。タイミングやね。でも、求めない限り、チャンスは掴めない。今年は自分の感情にしたがってどんどん新しいことにチャレンジしていくきー。