新・材料化学の最前線―未来を創る「化学」の力 (ブルーバックス)
- 作者: 首都大学東京都市環境学部分子応用化学研究会
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: 新書
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三省堂で平積みになっていた。新材料を探している私はこういう本に反応してしまう。それでも、首都大学東京のスタッフが書いたというところがひっかかっていた。だって、有名な先生を聞いたことがないから。それでも買ってしまった。
最初の方は面白かった。買ってよかったと思ったが、途中から急変。有機化学や生物が出てきてちんぷんかんぷん。わからない自分を恥じたがそれにしても酷すぎた。わからないのが悔しくてもう一度読もうと思ったが、理解してすぐに役に立つかと言われれば、すぐに忘れるに決まっている。世の中にはもっといい総説がある。そう思うとやはりこの本は難しすぎる。大学の先生が書いた本は素人には難しいことが多いが、その典型なのかもしれない。私がわからないのだから、知識のない一般人はもっとわからないだろう?事実よりもわかりやすさを優先して欲しかった。
ショートコントみたいに小ネタが散りばめられているから面白い話もある。それを役に立つと思うかどうかかな。私はもう読まないけど。