びーの独り言

どこいくの?どっか。

ヴィヨンの妻

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

 ブックフェアで買った。太宰の本。知らなかったし、買うつもりもなかった。ただ、少し安いのと映画化されるから話のネタ程度にと。でも、とっくに映画は終わってるぽく。2日で読んだ。
 晩年の短編を集めている。同じく晩年の代表作「人間失格」「斜陽」を読んでいれば、物足りなさを感じる内容だった。相変わらず、死にたい死にたいって言っている。甘いと言うか弱すぎる。「徒然草」や「方丈記」のあとだけに余計にそう思える。
 あまり有名じゃないだけある。代表作から読むべし。