いつも居心地の悪い実家だが、今回はなんとなく優しくなれた。自分の支えがなくなって実家くらいしか頼る宛てもなく。親が何を生きがいにしてるかと思えば、やっぱ息子の私なのかと。全くもって至らないことだらけで情けなくて仕方なく。
時間を気にせず朝は思いっきり寝た。千里丘−京都−近江舞子−敦賀−長浜−米原−大垣−豊橋−浜松−熱海−東京−千葉みなと。千葉にまっすぐ帰ると思いきや寄り道してたりして。
滋賀に住んでたくせに湖西線は未乗だった。全線高架の近代的な路線と知っていた。そもそもこの地域は車では走ってたことがある。とても景色のきれいな印象だった。そして、電車から見える景色は高架のおかげでさらに見晴らしが良かった。右に広がる琵琶湖と左には山。天気は晴れていて気持ちのいい景色だった。
敦賀では１時間待ちを利用して鯖寿司を食べた。高校の友人は私のことを、鯖嫌いだったんじゃ、と思うかもしれないが、タバコを止めてから味覚が変わったみたいで、別段光物だからといって食えないというわけではなかった。ただ、積極的に食べようかという気にはならなさそうで。
湖西線を選んだ理由の一つとして、近江今津と新疋田の間で上り線がループになっていることがあった。じっと観察してると、上り線は下り線に対して直角に交差しトンネルに突入した。実にわかりやすいループ。ここの競演はなかなか面白いので一見の価値があると思う。
帰宅は２３時すぎだった。
