びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/11/23(火)祝「関西4」

 起きたら9時だった。乗り潰すには遅すぎる気がした。鼻炎とスーツが何もかもを億劫にさせていた。まずは梅田に向かい、昨日の雨でどろどろになった革靴をクリーニングしてもらった。
 JRで京都に向かった。11時だった。うろうろしてるとお見合いのときに待ち合わせた場所があちこちにあって心の中で苦笑したり。今年はきれいだという紅葉を見ようと思ったら、大原行きのバスはすごい行列だった。本来の目的であった北近畿の乗り潰しも既に手遅れだった。やることがなくて途方にくれた。結局、地下鉄で国際会館に移動してからバスで大原を目指すことにした。
 紅葉を見に行ったことはなかった。私は桜の方が好きだし、紅葉にはあまり魅力を感じなかった。大原にも行ったことはなかった。紅葉なら嵐山だと思っていたが、大原も有名らしい。「きょおとーおおはらさんぜんいん♪」というフレーズで有名な大原だが、どこかわかっていなかった。初めてのことをするのはいいことだ。きっと思い出になるだろうと思った。
 バス降り場は観光地ぽくなく普通の道の途中だった。でも、じいさんばあさんが多いのが観光地の証拠だった。大原には三千院寂光院があるので、寂光院から回った。山は全体の色が変わってるのではなく斑だった。真っ赤というよりは黄色みを帯びていた。山の合間に田んぼや畑があり、細い田舎道の傍らには土産物屋が並んでいた。寂光院はすごく小さかった。そしてじいさんばあさんが溢れかえっていた。あちこちで空気を読まず記念撮影していて、その度に順路は渋滞してカオス。紅葉はきれいかもしれないが、風情も何もあったもんじゃなかった。これだったら誰もいない静かな場所で、希望に満ちた緑色の紅葉を見ていたいと思った。すっかりうんざりしてしまったが、気力を振り絞って三千院に行ったら、もっと人が(ry。
 15時半、京都駅着。京都と奈良の間のとほ宿に行こうと思ったが、なるべく前日までに予約ということで諦めた。今度こそ滋賀の後輩Oを誘おうと思ったが、家族持ちをアポなしで誘うのは止めた。おとなしく最終目的地の敦賀に向かった。要するに敦賀に泊まるのは初めてなので飲みに期待したわけだ。
 新快速で湖西線を経由して敦賀駅に到着。強烈に寒かった。コートを持ってきてないので明日が心配だ。期待してなかったが、「東横イン」があった。駅前はガランとしてシャッター街になっていた。東横インのフロントで飲み屋を聞いた。刺身が食べたかったので「まるさん屋」。しまった、カウンターがやばげ。テーブル席になってしまった。居酒屋トークがないと失敗すぎる。しかも、なんか感じ悪い。ボタンで呼び出してくれと念を押したわりには3回連続無視された。他の誰もボタン押してないやん。とどめは刺身8種盛りがうまくなかった。舌が肥えてるか鼻が効かないせいか。〆を頼もうとボタンを押したらまた無視された。怒り心頭で席を立った。たいして食べてないのに4400円も取られた。高くて対応も悪い。こんな店、二度と来るか。
 今日はついてなかった。でも、挑戦した失敗は価値がある。これもまた旅である。