上京している同期Ｆと神田「勝二」に行った。ＭＢ時代に一度行ったことのある店。沖縄料理だけど、相撲色に染まってる。沖縄料理と言えば、うみぶどうが思い出される。いまだにあれはなんだかわからないが、口の中で弾けるぷちぷち感がたまらない。定番のゴーヤチャンプルーも逝った。さらにちゃんこを頼んだ。ちゃんこと言えば、だしがほとんど効いてなくてあんまりおいしいイメージはなかったのだが、ここのはすごくおいしかった。オーナーは佐渡ヶ嶽部屋の呼出だった人で、拍子柝打ちをやっていただいた。ＴＶ中継の最後に鳴る音である。私も鳴らさせてもらった。望外なことになって嬉しくてきゃっきゃ騒いでしまった。土日だと太鼓叩きが聴けるそう。
お腹も一杯になり時間が少しあったので、稲荷湯の前を通って、皇居の清麿公園まで行った。水曜日とは言え、昔に比べてえらいランナーが増えた印象。少し身体がうずく。奥まったところに立つ１本のいちょう。「震災いちょう」と書かれた白い看板がかかっていた。関東大震災のときからあるいちょう、年老いてボロボロ。これが気象庁御用達のいちょうか。
竹橋から大手町まで移動。「今度は初場所を見よう」と約束して東京駅で別れた。別れは苦手だけど、いつでも会えるというのがわかっていると、なんとも思わない。何をしたのかよく覚えていない。酔っ払っていたのか、逆にリラックスしてしまったのか。同期というよりは大切な友人だ。
