びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/06/12(木)「展示」

 たまにHPを見て知らない会社に飛び込むのだが、出展するのでよかったら来て下さいと言われた。ビッグサイト「国際電子産業展」。未知の分野なのでどうなるかな。10時から。
 会場は大盛況だった。スーツを着た人がウヨウヨ。素人同然という負い目を感じながら、とっかかりとして紹介を受けたとこを訪問。小さな機械屋さんが、大型機械を作っていた。細かく素早く複雑な動きをこなしていた。普段そういうのを見慣れてない私は妙に感動してしまった。人類の英知はここまで進んだのか。日本の技術は凄い。説明員の人は明らかに冷やかしの私に対して優しく対応してくれた。他にお客さんがいなかったからだろう。私のド素人ぶりは完全にばれていたw。
 たくさんのブースがあった。でも、意味のわからないテクニカルタームが並んでいて、飛び込む勇気が湧かなかった。だから、事前にチェックしたところを回ることにした。狙ってるメーカーさんに行ったら、若くて情熱的な説明員さんが丁寧に教えてくれた。肌で感じた感覚というのはとても大切。坐学では得ることができない貴重な情報。これで来た甲斐があったと思い、ずいぶんと楽になった。
 勢いで他のメーカーに行くと、話しを聞けそうな雰囲気ではなかった。ブースによって温度差がある。なんとなく歩き回ってたら、昼には疲れてしまった。早々と、戻ろうかと思いつつ、帰ってどうするよ、というのもあって、とことんまで食らいつくことにした。わからないことについていろんなブースを見て解決していった。そのうちに慣れてきたのか、バシバシ名刺を配ってカタログもらうようになった。迷うなら逝ってみろ。旅の恥はかきすて。前述の話しを聞けそうにもないとこにもアタック。反応は悪かった。モノを知らん営業めw。
 一角で本を売っていた。人がたくさん群がっていた。初心者向けの本を手にとって読むと、驚いたことにずっと知りたいと思ってたことが書いてあった。基礎技術すぎて、特許や文献調査ではわからなかったようだ。自分の調査能力が甘かったと猛省。いろいろと回っていい気になってたのは錯覚で、真性のド素人がブースを冷やかしまくってただけなのか。
 新しい世界は刺激的だった。知りたいことがたくさんある。敷居が高いのではなく、飛び込む勇気がないだけ。同じ人間のやること。疑問を持ち続け、理解しようと努めれば、自ずから道は開ける。知らぬは一時の恥、聞かざるは一生の恥。