びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/02/06(水)「飲み」

 やっさんとNさんと飲みに行った。寮の近くの「やしろ」。いくらでも会話できそうな感じ。技術への造詣が深いし、とても優しい。私の変な話だって聞いてくれる。
 元々Kプロのチームだった。希望した部署だった。とても居心地がよかった。そんなとき非公式に打診を受けた。「新しい設備の立ち上げなんて滅多にできないぞ」、ずっと研究所にいるよりは工場を経験すべきだと思った。Kプロが知ったときは根回しが完了しててどうすることもできなかったらしい。2人で飲んだときに「人は悪い存在」であることを教えてもらった。その時点で、私は性善説を支持してたので、にわか信じがたかった。滋賀では結果的に想像越える経験をさせてもらった。最悪なのは「自分で行く」と言ったことだった。いくら嘆いても自分で希望したことだった。巧妙にはめられたことを知った。騙すというのは全く思いもよらないから騙されるのである。いい経験ができるなら希望者殺到のはずであるが、真っ先に敵に回ったのは研究所だった。工場でも騙されまくった。自分の認識を変えるしか救われそうもなかった。性善説から性悪説になった。認識が変わるといろんなことに説明がつくようになった。それまでなんとなく過ごしてた毎日を真剣に考えるようになった。
 滋賀でくすぶっていたので露骨に更迭された。どこにも行きたい場所がなかったが、Kプロのとこに出戻りした。密かに一番行きたかったが、勝手に出て行ったので希望することはできなかった。それだけに嬉しかった。飲み会のときちらっと聞いた意外な一言、「俺が戻した」。これの真偽は別として本当だと思うことにしてる。私に悪いことを教えてくれたが、ちゃんとしたことだったんだなって。甘言を弄して騙そうと思っている人とは全く違う。ま、そんなわけだから全く頭が上がらない。
 東雲に来てから会社のことに触れる必要はなくなった。私にとっての会社は演技する場所に過ぎず、そこにいる自分は自分ではない。そのことを考慮に入れないにしても、それ相応の裁量が与えられてるし、尊敬できる人たちに囲まれているし、時間的拘束が最小限に抑えられている。思えば言いたいことを言ったから、自分に合った場所に移動してきたのかもしれない。きっとこの会社で出世とかやりがいを感じることはないだろう。自分が思ったとおりにやるのが私なんだな。