びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/09/20(木)「独り言」

 研究所に帰ってきてから会社のことを批判的に見ているという印象をもたれているようだが、別に頑張るなと言っているわけではない。「会社では演技せよ」という言葉をまともに実行するならば、会社の人に「演技せよ」なんてまともには言わない。数人を見ていると、言動と行動に乖離が見られるので、いらぬ心配をしてしまうだけだ。
 10年間のほとんど研究してたが、とても自分の給料分貢献しているとは思えない。「10年の成果を挙げろ」と言われてもほとんど説明できないだろう。10年でも結果が出ない事実。プロとしてこの事実を受け入れるためには、自分が悪いのかシステムが悪いのか考えなければいけない。システムが悪くなければ自分が悪いのか?失敗したり気に入らないことがあって、そのたびに会社を辞めるということを考えていてはとてもやってられない。
 システムが悪い部分は小さくない。管理職は秘密主義を貫いている。なぜ一部情報は決して下っ端に回ってこないのだろうか?知られて文句を言われるのがイヤなのである。人事異動とかテーマアップなんて思いつきで決めているのだろう。賢くてもうるさい部下はいらない。アホでも文句言わない部下の方が重宝される。部下のことを気に入らなければ干せばいいだけ。日本では転職のリスクは大きいので、下っ端は泣き寝入りするしかない。
 最大の期待値の得られる戦略であれば、協力プレイに走るのは当然の行為。そんなんじゃ会社が潰れるという意見もあるが、本当のところなんてわかるもんか。無用に危機感を煽ってケツを叩かれているだけである。本当に潰れると思ったら、役員の方から真っ先に逃げるから。
 暗い部分を知っておくことは良いことだ。原子力だって爆弾にもなるし平和利用もできる。暗い部分を見ておくと物事の捉え方に幅が出る。盲目的に従っていた習慣や道徳観の意味を知る。今まで問題とは思ってなかった部分が問題に思えてくるし、人の悲しみも理解できるような気がする。今までのいろいろなことが全て繋がってるように思えてくる。そうなると、自分がどこを目指せばいいのかが見えてくる。知っていくこと、次を目指すこと、自分を越えていくこと。自分の時間は限られている。その制約条件の中で最大に効果の上がるパフォーマンスをするだけである。