びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/08/24(金)年休「旅行⑥」

 起床4時。ノシャップ岬まで走るつもりだった。宿の人の話では車で7分くらいということだから7kmはないだろうと。海沿いの道を進んだ。海の向こうには宗谷岬が見えた。日はまだ昇っていなかったが、空は明るくなり始めていた。うす紫色のグラデーションがかかりとてもきれいだった。早起きは三文の得とはよく言ったものである。やがて漁師さんとすれ違うようになった。独りで走ってて変に思われただろう。どこまで行けば先っぽなのかわからなかったが、やがて灯台が見えてきて終わりを知った。30分弱でノシャップ岬に到着。記念撮影をしてさっさと撤収。いつの間にか太陽が昇っていた。速攻でシャワーを浴び始発で稚内を後にした。
 稚内からは意外なことに輪行軍団で満員。自転車が入っていると思われる大きな袋を抱えていた。行きと同じように音威子府で1時間待ち。もう充分だよ。名寄でも30分待ち。根室本線と違い宗谷本線では列車交換がないように思えるが?普通列車の接続の悪さは泣ける。旭川に到着したときには正午を回っていた。ここからは函館本線岩見沢そして小樽まで。この区間JR北海道唯一の通勤路線。周りは地方の県庁所在地のような雰囲気。そりゃ札幌を通ってるし。
 小樽に到着したときは夕方だった。旭川と小樽の間って近いようで時間がかかる。2時間も待ち時間があったので、みどりの窓口で明日の切符を手配。それから隣の案内所で宿も探してもらった。登録の宿はなかったけど、窓口の女性がインターネットで調べてくれた。感激!まだ充分な時間があったので、小樽運河沿いの赤レンガ倉庫を見に行った。途中に手宮線の廃線。レールが敷いてある状態で公園になっていた。北海道で一番最初、日本で三番目に鉄道が敷かれたところである。赤レンガ倉庫の方はそこに着いたと思わなかったほどごくありふれた風景だと思った。こんなのが観光名所と言えるのか?あまり期待してなかったけど、それを下回るガッカリスポットだった。
 小樽から長万部まで函館本線を進んだ。長万部まで行かないと接続が悪くてうまく津軽海峡を渡れないのだ。無理をして夜の移動になった。景色は楽しめずに残念。列車の中で小樽で調べてもらった宿をFIXしようとした。2件候補の1件目に断られてマジで焦った。2件目の旅館をなんとかGETできて一安心。大きな町では宿の心配は要らないが、地方都市の観光地だと満員の可能性がある。長万部到着は23時だった。真っ暗、全然栄えてない。旅館「昇月」、歩くときしむ廊下。部屋は和室。今回泊まったところでは一番広かった。それに温泉だった。