びーの独り言

どこいくの?どっか。

情報数学のはなし

情報数学のはなし―情報理論から暗号・認証まで

情報数学のはなし―情報理論から暗号・認証まで

 大村氏の第10弾。2001年の本。最近の本はユーモアに欠けつつ、ネタ的にも重要度は落ちるかな。それでも面白いというか、電車で読むにはぴったり。
 2進法からパリティビットや暗号の話であった。元々このあたりについては基礎知識があったので思い出すという感じ。暗号については少々説明不足のような気がする。詳しく知りたい場合はサイモン・シンの「暗号解読」の方をお薦めする。
 今回印象に残った文をメモっておくと「情報を送るときには、桁数は短い方が容量を食わないが、チェック機能を強化すると桁数は長くなる。このチェック機能の部分を冗長度といい、DNAの場合90%を占める。」。仕事でも確認しながらやるとなかなか先に進めないし、ぎりぎりのところで自転車操業するとちょっとしたことが大きなダメージになってしまう。90%まではいかなくても少しくらい余裕を持ちたいものである。