びーの独り言

どこいくの?どっか。

2005/12/07(水)「新潟出張」

 出張第1弾は新潟だった。9時京都駅から特急サンダーバードに乗り金沢へ。特急はくたかに乗り直江津へ。因みに、福井、石川、富山は初上陸であった。新潟はきっと雪景色であると期待していたが、雪があったのは湖西線の北側、つまりマキノ付近だけだった。それでも車窓から見える日本海、雪を被った山々は、北陸に来たことを充分に実感させてくれた。電車に乗っている時間はひさしぶりに訪れた自分だけの時間でもあった。忙しい中、出張を命じられたのは、もしかすると経験を積ませること以上に気分転換させる目的もあったのかもしれない。現地で全員が集合。タクシーで目的地へ。用件はうまくいく自信があった。そして、あっけなくうまくいった。はっきりと結論が出ないのが日本流。それでも空気ですぐに察した。夜ずっと調べたことが報われた瞬間でもあった。気持ちよさとかはなかったが、ただホッとした。再び直江津から特急はくたかで越後湯沢、上越新幹線上毛高原。レンタカーでホテルまで。代理店と営業の人と飲んで語る。
 ダイレクトにお客様のニーズを聞き、現場でモノを作る。そしてモノを作るだけでなくデリバリーを含め全ての体勢が整っていなくてはならない。研究所では味わえなかった感覚、私が描いていた仕事像がそこにはある。このような活躍の場を与えられて幸運である。なぜなら、活躍の場を望んでいたのは自分である。やることが多くて悲鳴を上げても、必要とされることの喜び。ずっとそれを望んでいた。1日の1/3、つまり人生の1/3がエキサイティングな時間。そう思いこめるなら素晴らしい経験をしているはずだ。