びーの独り言

どこいくの?どっか。

2005/12/08(木)「群馬出張」

 上毛高原からレンタカーで現地へ。今日のお客様は難敵だ。交渉は難しいものになると覚悟していた。そして、予想通りそういうふうになった。予想しているのに避けられない。それは、会社文化の違いであろう。会社の文化が違う場合、交渉も異質なものとなる。雰囲気が悪いとかではなくて、ちゃんとした話合いにはなっているのだが、いつまで経っても合意点に達しない。お客様がこうしてほしいと言っても、こっちは対応できないとの繰り返し。こういう交渉事は権限のあまり与えられていない担当者レベルでやる。当然悪い結果は持って帰れない。するとお互いの主張は平行線をたどる。そうなると平衡を崩す何かがない限り、ただの持久戦になる。お互いのファイルには日付の違った同じ内容の報告書だけが増える(爆)。
 東京に着いたのは13時頃だった。いろんなところに挨拶しようかなと思っていたので、一応職場に断りを入れてみたら、あえなく帰還命令が下った(涙)。帰還したのは18時、おさまりかけた戦場は再び戦火に包まれていた。上官に出張の報告をして、現場の状況を把握する。人々の祈りを集めた大作戦は不調であるようにみえた。どことなく呆然と立ち尽くしているように見える人たち。普段は求められないのにこういうときだけ意見を聞かれた。案も尽きかけて対策も思いつかないよう。けれど、諦めるわけにはいかない。ここに生活が懸っている。針の先ほどのことで目まぐるしく変わる日常、今猛烈な速さで人生を駆け抜けている。