びーの独り言

どこいくの?どっか。

2019/08/30(金)休「入院16」

 起きたのは5時だった。点滴台がなくなったので外に行けそうだった。許可は出てないが、出たらダメとも言われてなかった。そして、時間も早朝。病院から212mのところにローソンがあったので行ってみた。8月中に消えてしまうdポイントが1110残っていたからだ。2週間ぶりに歩くので足元はどこか覚束なかった。コケないように慎重に歩いた。早朝のコンビニってどこか寂寥感が漂っていて、定員との距離が近く感じられる。2Lの水4本を買うことは決めていたが、他に何を買うかは決めていなかった。棚を物色すると、歯医者さん推奨のシュミテクトがあった。高いけど、タダだったらいいか?会計すると8月分のdポイントはちょうどなくなった。帰り道左右の腕で4kgづつの水を運ぶのはビニールが手に食い込んで痛かった。でも、息は切れなかった。
 昨日の骨髄穿刺のところに当てていたガーゼを看護師さんに取ってもらった。出血は止まっているとのことだった。後でトイレに行くと背中が濡れていた。まさか!パンツが赤く染まり、病衣まで汚していた。骨髄穿刺で再出血したのは初めてだった。看護師さんを呼んで再びガーゼを当ててもらった。30分以上腰を下にして止血。パンツからなにやらまで全部着替え、血染めのパンツは洗面所のお湯で洗った。
 午前中はレントゲンだけだった。車椅子を使わないので瞬殺だった。
 午後トイレに行ったらまたパンツが血で染まっていた。普段より血小板は高いはずなのだが?動いてるうちに傷口が開いたのかな?傷口が大きいんかな?看護師さんを呼んだが、「寝といて下さい」と言われたまま現れず。自主的に腰を下にして止血。血染めのパンツを洗いたい。
 主治医さんが来た。「来週CT撮ったら退院考えますわ」と言われた。ただ肝臓と腎臓については、普通の食事に戻してどうなるかはわからないとの見解だった。
 呼吸器内科の女医さんが来た。レントゲン結果で肺はだいぶきれいになってるとのことだった。本当によくなってるんだな。
 夜担当の看護師さんに「骨髄穿刺のとこが出血している」と言うと、ガーゼを剥がして診てくれた。まだ出血してるようだった。「今日は安静に寝ておいて下さい、と先生が言ってました」と言われた。自主的に浦安病院の時のように、腰の下に枕を入れて圧迫を強くした。
 しばらくして主治医さんが来て、血小板の輸血となった。せっかくルートがはずれたのにすぐにこれか。主治医さんにルートを取ってもらうのは初めてだった。噂では主治医さんはルートは取らないと聞いていた。骨髄穿刺の腕から上手いだろうということはわかっていたが、本当に上手くて驚いた。「変なこと言いますが、上手いですね」と言うと「取りにくい人ばかり回ってくるからね」と言われた。スマートな人だなあ。
 21時の免疫抑制剤がなくなり、9時の0.2mgだけになった。前に進んだ感があった。
 暇な一日のはずだったが、止血のためベッドに寝てなきゃいけないのは面白くなかった。