痛み止めを飲んで寝たが、ずっと腹部の違和感は消えなかった。起きてすぐトイレに行くと真っ赤だった。健忘症のおばはんと看護婦さんに説明すると、検査に出すことになった。
若い先生からは、造影剤を用いたCT、大腸カメラ、その準備として絶食が指示された。当直の女医さんによれば、ウイルス性大腸炎とGVHDが考えられ、この時期にはよくあるらしかった。対策はウイルス性大腸炎では免疫力を上げるが、GVHDでは免疫力を下げる。対策が正反対になるので検査によりどちらか判断する。
午後に早速造影剤を用いたCTとなった。女医さんが車椅子を押してくれた。造影剤はカテーテルから注入され、カーッと身体が熱くなった。途中経過を見ていた女医さんによれば、大出血はなかったとのことだった。
結構しんどくて、ぐたっとなって一日中寝ていた。まさかこんなことになるとは。やはり何が起こるか油断ならないなあ。
