夜は寝つきが悪かった。それだけ身体が回復している証拠だろう。点滴の水が外れてもトイレの間隔は変わらなかった。徐々に延びるのかな？
最近眠りが浅かったのか夢ばかり見ている。夢なんてものは大体怖いものか荒唐無稽ですぐに気づいてしまうのだが、最近のは妙にリアリティーがある。そのうち夢と現実が渾然一体となるのでは？これがボケの始まりなのかもしれない？
今日も看護助手さんに車椅子を押してもらってレントゲン。その後ファミマへ買い出し。もはや買い出しの方がメインになっていたり。
新しい先生が戸惑った顔をしてやって来た。手には会社からの封書が見えた。私から先に「病院に送るのは禁止されていますが、実際は黙認されてます」と言っておいた。というか先生がなぜ郵便物を持って来るんだ？アマゾンの段ボール箱見たらもっとびっくりしそう。
限度額適用認定証の申し込み用紙が届いたものの返信用の封筒がなかった。Yさんに封筒ないか聞いたら、1枚探して来てくれた。隣のIさんも1枚くれた。その上郵便局の窓口まで行ってくれた。とてもありがたかった。入院すると他人に対する思いやりが出てくるように思う。私も人の役に立ちたいと思っている。
今日の封筒のようにちょっとだけ欲しいという時は煩わしい。毎回入院の度に買うから家に溜まる一方だ。レポート用紙や爪楊枝なんかもそう。普段使う紙コップや完封箸などはTさんの奥さんに頼んだ。本当はアマゾンで買うつもりだったが、一昨日アマゾンプライムに再入会しようとしたらはじかれた。再入会の制限でもあるんだろうか？電話しても原因不明。後日回答するというが、後日っていつよ？そもそもその場で手動入力できないのかよ？
15時呼吸器内科の女医さんが来た。午前のレントゲンは昨日と同じか少しよくなっていた。気管支鏡検査の結果は、サンプリング場所は今回影が新たに出た部分で、菌もカビも特殊なカビも検出されなかったとのこと。状況的にはカビの薬で改善傾向なのでしばらく様子をみるらしい。ややこしいのは年初のGVHDによる肺炎がまだ残っていることだ。GVHDの対処法としては免疫を落とすことになるが、今回カビの感染だとしたら免疫を上げなければいけない。2つの肺炎の治療法はトレードオフの関係にある。免疫が落ちた人を治療するにはひたすらバランスを取るしかないんだな。
教授回診があった。前の教授は定年退官され、教授戦に破れた准教授が回っていた。初めて先生の顔を見たが、バイタリティーのありそうな人だった。元気があってうらやましい。
数日前にドコモからdアカウントのIDとパスワードと二段階認証を設定するようにメールが来た。最近この手のメールがしょっちゅう来て対応がとてもめんどくさい(なんかocnからも来てたな)。しんどくてほってたが、さすがに不正使用に巻き込まれたりしてはイヤなので、しぶしぶ手をつけた。7ペイと同じ技術的問題かどうか知らないけど、7ペイで事件が起きてからからずいぶんたってるぞ。なんか世の中、IDとパスワードの変更ばかり求められている。他のと重複するなという方が無理がある。こういうのってほぼ間違いなく操作の説明通りやろうとしても最初で躓く。画面が違う、あるはずのボタンがない、エラーが出て先に進めないなどなど。とにかく仕事が杜撰すぎるんだよ。ちゃんとバグ取りしてるのか？電話しても何十分も繋がらないし、かかったと思ったらオペレーターの質が低かったり。あの値段搾取するならあのオペレーターの質ではダメだろう。オペレーターなんて相当高い専門知識と接客スキルがないとダメなのに、それが派遣社員ではなあ。
洗面所で隣のIさんと一緒になり、しばらくしゃべっていたら、Iさんと仲の良さそうないかにも大阪のおばちゃんみたいな人が来た。大きな声で4日で退院と言っていた。そのおばちゃんと入れ替わりで痩身で背の高いおばちゃんが来た。Tさんというらしかった。どうやらIさんといたら知り合いが増えるみたいだ。かつての洗面所外交が復活したみたいだった。懐しかった。
毎日夜になるとTさんのところに顔を出している。来週転院して1か月後から治療を再開することになったが、転院先の病院は決まっていない。昨日から耳が聴こえなくなってきたらしい。神様はどこまで試練を与えるのであろうか？これ以上悪くならないことを願うのみである。
