びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/07/11(水)休「入院6」

 相変わらず1時間は寝付けなく。朝は5時半起床。6時間は寝てるのだが、まだ寝足りない感じ。二度寝してると「死亡やな」という声が聞こえた。びっくりした。部屋の誰かが死んだのか?ただ他の人がいるような気配がないし。
 朝食が配られるとき部屋の人は全員いた。パン食のはずが米食が来た。なんだろう?ブログがリークしてる?それとも朝食の成績が悪いから?まあ米食でいいんだが。正式に申し込まなきゃな。
 「半分青い」が終わるといよいよ呼ばれるのかと。もうね、頭の中は親知らずのことでいっぱいだった。昨日の今日で気持ちの整理なんてつかなかった。
 0915看護婦さんが来た。いつも別の人でもうよくわからなくなっていた。血圧と酸素濃度の他に採血も。昨日のオーダーには採血ないんだが。親知らずネタを振ってみると慰めてもらえた。朝食はこれから米食に変えてもらった。
 すぐに耳鼻咽喉科へ。0930診察。病巣がないか確認。「副鼻腔炎と言われたことがあります」と伝えると、「CTではきれいな鼻です」と言われた。物心ついた時からあれほど悩まされた鼻だったが、もうなんともないのか。麻酔を噴霧してカメラを入れた。少し痛かったが、問題はなかった。
 部屋に戻って30分くらいして看護婦さんが来た。いよいよかと思ったら皮膚科の方だった。1045皮膚科。若い女医さんだった。頭皮、腹、足は問題なし。靴下を脱いで足の裏、皮がめくれてたので顕微鏡で見たが、水虫はおらず。最後は鼠径部、足と腹の付け根のところ。若い女医さんの前でパンツを脱ぐのかと思ったが、横パンで十分だった。それでもおいなりさんは見えていたが。問題なしで終了。
 残るは歯科だけになった。死刑執行を待つ囚人の気分だった。ベッドで本を読んでいた。病室に誰かが入ってくる度にドキドキして落ち着かなかった。先に昼食になった。
 13時前にYさんが歯科に呼ばれたことを伝えに来た。ついに来たか。地下の秘密の一角のようなところが歯科だった。待ち構えてたようにすぐに椅子に座らされた。誰が治療するのかと思ったら、昨日の女医さんだった。
 昨日1本ずつ違う日にやるか2本同じ日にやるかを聞かれて、1本ずつを選択した。先生は「若い先生から抜いてくれと書面をもらっているが、1本ずつでいいのかわからない」と言われた。そんなん言われても。とりあえず1本だけやって余裕があれば2本やることにした。
 1420開始。右上に麻酔を打たれたがまったく痛くなかった。切開もまったく痛くなかった。抜くのも痛くなかった。こんなに簡単に抜けるのか?テクノロジーの進化に期待してたが、まさかここまでとは。
 あまりに痛くなかったのでもう1本もやることにした。1400に2本目開始。上と下では下の方が神経に近くて難しく、さらに左下はほとんど埋まっていた。麻酔の段階で少し痛くてイヤな予感がした。切開まではわかったが、そのあと歯を砕いているのにだいぶ難儀しているのかなと思ったら、だいぶ後に「これから歯を割ります」と言われた。これはショックだったなあ。上と違って圧迫するときに痛かったりで、昔の治療のようだった。抜くとき痛いのではないかと一抹の不安を抱えつつ、なかなか作業は終わらなかった。永遠に続くのではないかとも思われたが、基本的には先生のことを信用していた。終わったのは1540だった。
 それから16時過ぎまでガーゼを噛んで止血した。看護婦さんが「車椅子用意しますか」と言ったので、何を言ってるのかわからなかったが、「1人で大丈夫です」と答えた。先生に「タフですね」と言うと、「あれくらいかかると思ってました」と言われた。
 ベッドに戻り血で汚れた病衣を着替えた。2日1回の風呂にも入る気がわかなくて下着を交換するに留めた。明日のオーダーを持ってきた看護婦さんに汚れた病衣を渡した。
 ベッドで寝転がってブログを打とうとしたら、痛みが強くなってきて、とても物を考えられる状態ではなくなった。なんとか耐えようとしたが、全然無理そうだった。看護婦さんが来て、採尿などの説明を始めたが、まったく頭に入ってこなかった。説明が終わってすぐに痛み止めを頼んだ。「8時間効きます」と言われた。次は1時半か。
 寝る以外なかった。ちょっとだけ寝て起きたらだいぶ痛みはマシになった。思考力も戻ってきた。ローソンに流動食的な物を買いに行った。エレベーターの鏡を見ると、下唇に血痕がついていた。そして両頬が腫れていた。面白かったが、鏡の中の男の目は生気が抜けていた。ローソンではウィダーと飲む朝食とプリンを買った。夕食はそのまま下げてもらった。ウィダーと飲む朝食は正解だと思った。
 血圧と酸素濃度を測りに来た看護婦さんが気を効かして保冷剤を2個持ってきてくれた。看護婦さんてみんなとても親切だなあ。
 共用スペースから戻ってくると、薬が置かれていた。残ったプリンを食べるとあまりうまくなかった。舌全体が使えないからなあ。看護婦さんが来て、しばらく抗生剤が出ていると言った。痛み止めは夜中に呼び出せばいいらしかった。できれば朝まで眠りたいものだ。