びーの独り言

どこいくの?どっか。

2015/11/09(月)「アホ」

 四国が役員に報告する日だった。目的がはっきりせず抜けられない状況になっている。社長がやれと言ったら、誰も止めようと言えない。フェードアウトを狙うしかない。会議も出続けなければならない。報告の前にT所長がホントに久しぶりに「どうなってる?」と聞いてきた。「やることありませんよ」と言うと無視された。その答えがマズイのか、私の意見など聞いてないのか。Mさんがなんとかごまかそうとしていた。珍しくこっち側は幹部が勢ぞろいしていた。どうして集まってるときとそうでないときがあるのだろうか?四国の報告はY所長が説明するようになってからスムーズに進むようになった。開発の進捗は従来と比べてとても早いものだった。しかし、それでもスケジュールからは遅れていた。もっと酷いのは計画に対する売り上げだった。あんなに酷いのは見たことがない。あれで会社が傾かないのが不思議だった。どれもこれも立てる計画すべてが無謀としか思えなかった。おそらくは現実を無視した計画を組まざるえなかったのだろう。テレビ会議の音声を切ってアホ本部長が言った。「経営的によくなる見込みがないから止めればいいのに」。GさんもT所長も「そうだ」と言った。もう賽は投げられてるのにいまさら何を言っているのか?まるで他人事ではないか?うまくいかないから簡単に撤退するようでは、技術は何も生まれない。うちなんか誰もやらないような領域を、泥水を飲んでも地を這いつくばって探し続けるしかないじゃないか?ちょっと悪いくらいですぐに撤退すべきだと思ってるなら、さっさと研究所の長として社長に進言すべき。それから下の者が聞いてるところでそういうことを言うべきではない。だからアホなのだ。