びーの独り言

どこいくの?どっか。

2012/08/09(木)年休「旅行1」

 夏の大旅行と言えば、暑さを避けて北海道に行ってたが、最近は少し飽き気味だった。冬には九州に行ってたが、こちらもまた飽きかけていた。だから違う季節に行ってみれば新しい発見があるかもしれないという思いが徐々に強くなっていた。そんなところに大学友人Sが九州乗り潰しを計画していた。夏の九州に行くいいきっかけだし、それに気の許せる友人と行けるのはこの先何回もあることではない。2人だと独りでは見えなかったものが見えるかもしれない。
 Sの計画では明日出発してひたすら西を目指し続け徳山に泊まる予定だった。その移動自体は九州を目指すなら仕方ないのだが、特に目新しいものではなかった。そもそも私は今日から休みで1日をもて余す日程になっていた。それならば最初は別行動として、1日早く出発することにした。いくつかの選択があったが、四国を西に移動することにした。夏の四国は私にとってとても思い出深いのだ、というよりは私を突き動かすのは人間の基本的欲求である食い気であった。
 ただし食い気に関しては今回は注意せねばならない事情があった。今月末の血液検査では必ずよい値を出さなければならなかった。大旅行では体重が3kgくらい増えることが多い。これまで頑張って減らしてきたのでここで増やすわけにはいかない。幸いにも過去にはコントロールできたケースもあった。今回はそのときの行動を思いだし徹底的に節制しなければと強く思っていた。
 千葉みなと―東京―熱海―静岡―掛川豊橋―大垣―米原―姫路―相生―岡山―高松。
 始発でのスタートは久々。東京駅発が0607だったので6時に開く駅弁屋を狙った。お目当てのしゅうまい弁当は届いておらず、仕方なくかにいくら寿司にした。グリーン車で食べると、意外においしかった。これ食べたことあるような?裏のラベルを見るとなぜか久留米で作っていた。
 道中は慣れた路線だったので、ひたすら寝てるか本を読んでいるかのどちらかだった。まだ盆に入る前の平日だったからそんなに混んではなかった。
 旅行には駅弁ポイントがある。西に向かう場合は米原だ。井筒屋の駅弁は近江牛を中心に何を食べてもうまい。うまいものは人を幸せにする。駅弁は旅の醍醐味の一つだ。
 岡山駅マリンライナーに乗ろうとしたら満員だったので1本ずらした。トイレに行ったあと、ホームに並んでいると、本を置き忘れてきたことに気づいた。もう読んでいた本だったし、また並びなおすのは面倒だったので、取りには戻らなかった。もったいないことをしたが、これでこのあとの旅行はうまくいきそうな気がした。
 瀬戸大橋を通ったのは19時過ぎだった。美しい景色が見えるかどうか心配だったが、まだうっすらと見ることができた。夏は日が長いことを実感できた。
 今日の宿泊は四国の玄関口高松。宿はいつかの「清恵」。安くて駅から近く、清潔感がありおばちゃんがとても親切。高松では今までいい飲み屋を見つけていないので飲むつもりはなかった。その代わりダイエットの切り札として用意していた旅ランに行った。旅ランは荷物が多くなり洗濯のタイミングが悩ましいが、その町を脳ミソに焼き付けるには抜群の効果がある。1年以上走ってなかったので、どこまでも身体は重かったが、すぐに汗だくになり痩せそうな気がした。おばちゃんに教えてもらった赤いクリスタルでできた灯台を目指したが、道を間違えてしまい遠くから見ただけだった。また来よう。結局走ったのは40分、コンビニで買ったリンゴジュースがめっさうまく感じられた。これが今回の私の旅だ。