びーの独り言

どこいくの?どっか。

2012/03/10(土)「旅行1」

 大学友人Sの部屋をSとともに4時に出た。ウィークエンドパスを使い、3月一杯で廃止される長野電鉄屋代線を乗る予定だった。石神井公園―池袋―大宮―高崎―横川→軽井沢―長野―湯田中―信州長野―須坂―屋代―長野―甲府―高尾―西国分寺―新秋津・・・秋津―大泉学園
 横川からバスで軽井沢に抜けると雨が雪へと変わった。軽井沢では完全に雪が積もっていた。日常を忘れて心は旅行気分で満たされた。
 長野では販売中止になったと思っていた「信州サーモン弁当」を見つけた。しかも「ますのすし」も。思わず両方買ってしまった。
 長野電鉄は4回目かな。まずは湯田中行きの特急に乗った。車両は元小田急パノラマカー。先頭のデッキに座ると展望が開けていた。乗る前はあまり興味はなかったが、動き出すと視界が広くて気持ちよかった。「信州サーモン弁当」を食べると、サーモンの薄切りの上にレモンスライスがのっていて、酸味と甘味がサーモンにとてもよく馴染んだ。期待どおりおいしくて大満足だった。信州長野から先は雪景色の中にりんご畑が広がっていた。勾配を上がると湯田中だった。
 湯田中と言えば、長野マラソン前夜に泊まったことを思い出す。正確には湯田中の奥にある渋温泉で、狭くて風情のある町並みが印象に残っている。湯田中は雪が降っていて足下はべちゃべちゃだった。1時間の待ち時間を利用して、傘をさしてぐるっと散策した。
 湯田中から須坂に移動した。須坂から廃止になる屋代線が出ていた。須坂ではいつも接続が悪くて待たされる。だから廃止になるんじゃないかと思う。あちこち写真を取ったあと、やることがなくて駅の下の喫茶店で時間を潰した。感じのいい店だった。

 屋代線は2両編成のロングシート。どれくらい混むのか心配してたが、シートが埋まって若干立つ人がいる程度。ただみんな写真を撮っていたが。
 松代駅で下車。松代は屋代線沿線で一番大きな駅だった。廃止されたら来ることもできないだろう。松代は印象的な木造駅舎でたくさんの人が写真を撮っていた。駅の中では記念品も販売していた。松代には城があり、そこから昔の町並みが残っていた。控えめで雰囲気がありなかなかよかった。象山神社、酒蔵の販売店、おやきの専門店を回った。もう少しじっくり回りたい町だった。
 松代から再び屋代線に乗り屋代へ向かった。この線は延々田んぼの中を走っている。もう少しで廃止になるのかもしれないが、こうやって現役で走っている以上実感は湧かなかった。廃止になってから乗ってて良かったと思うのかもしれない。
 帰りは寝ていた。石神井公園に着いたのは2330頃だった。「ガスト」でだべってからSの部屋に戻った。半分眠った頭で「テルマエ・ロマエ」を見ていた。