びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/07/16(土)「旅行2」

 0520起床、乗り鉄の朝は早い。カーテンの隙間から光が漏れていた。外に出るとひんやりしてた。さすが盆地だけある。会津若松―小出―長岡―越後川口―戸狩野沢温泉―長野―屋代―須坂―長野。
 只見線は2回目。いつかもう一度乗りたかった。3往復は日本で一番少ない本数。3往復の1本は0559発、2両編成。さすがに人がいない。でも、高校生が2人くらい。大変だと思うけど、彼らにとっては当たり前かもしれない。会津盆地内は田んぼだらけ。右も左も緑、山も緑、全て緑。植物に一番勢いがつく季節、見ていて清々しかった。隣の山形に似ているかもしれないと思った。会津坂下を過ぎると坂を上り森の中に突入。ナイトスクープで出てきた会津柳津駅に到着。ナイトスクープの依頼は「栗饅頭が最高にうまかったからもう一度食べたい」というものだった。大学友人Sの同僚が驚いたことにここの出身で栗饅頭をもらって食べたが、少しはおいしいけど最高とまでは思わなかった。柳津は門前町なので開けているかなと思ったが、よく注意しないと見過ごしそうなところだった。饅頭屋どころか店がなさそうな?依頼人はよくこんなところで饅頭を食べる機会があったものだ。後はもうずっと山の中、只見川に沿って進んだ。よくこんなとこに線路を敷いたなあって感じ。北海道みたいな景色。廃止になってもおかしくないが、平行する道路が冬季閉鎖になるため存続している。会津川口は只見川が美しく船着き場のような駅、前回写真に撮ったことを思い出した。すでにたいがい山奥なのにさらに電車は進んだ。最奥の只見に到着。ここが村ではなく町なのが驚きだ。どうやって生計を立てているのだろうか?すごく興味深い。ここから分水嶺を長いトンネルで越えた。中間に冬季閉鎖になる田子倉駅があった。秘境駅の上位にランクされる駅のホームに普通のおっさんがいて驚いた。新潟側に抜けると川が反対に流れていた。緑が濃いのは変わらなかったが、福島側と比べればおとなしいものだった。終点小出まで4時間の旅だった。
 小出では1時間待ちだった。明日の計画を立てた。今日の予定では長野に泊まる予定だったが、JR東日本の範囲では袋小路にはまりこんだ。もし、逆に長野から会津若松だったらそのまま東北に行けたのに。で、東日本パスで一気に新青森まで行く案を立てた。東日本パスは明後日で終了する。新幹線乗り放題は魅力だ。開業したばかりの新青森にだっていける。ただ、もったいないの一言だ。北海道&東日本パスとダブってるし、最初から初日に使えばよかった。もっと言えば今回の5連休じゃなくてもよかった。とにかく今回はやることなすこと裏目に出ている。事前の考えが足りないからこうなる。これは大反省だ。越後川口でも80分待ちだったので乗り越して長岡まで行った。東日本パスを使わず日本海を北上するルートも見いだしたが、ショボいので止めた。そもそも毎日飲み歩いて5000円単位で使うのに交通費をケチるんじゃない。東日本パスとはやての指定を押さえた。
 飯山線も2回目。ほとんど行き尽くしてるか2回目になるw。この線も以前から狙っていた。でないと来ないw。只見線とセットにするには接続が悪すぎるのが難点。会津若松から長野に行くなんて、鉄道趣味者以外は使わないルートだろう。因みに宮脇氏は最長片道切符の旅でこのルートの逆を使った。飯山線は3月の震災で路盤が崩れ、線路が宙ぶらりんになった。でも、すでに復旧していた。美祢線名松線岩泉線がずっと運休してるのと比較すると早い復旧に思えた。路盤は信濃川の脇を進んだ。よくこんなとこに敷いたもんだ。そういうところにはあまり民家がない。当然廃止論もある。でも、並行する道路もないいつものパターン。信濃川と山々が織り成す景色が雄大であり悠久の時を感じさせた。豪快な路線だ。日本一の信濃川だから。
 長野まで来たのなら長野電鉄屋代線に乗らないといけない。前回も廃止の噂があったが、今回は正式に決まった。廃止が決定した線に乗るのは初めてだ。この線が廃止になるのは仕方ないように思う。いすみ鉄道の社長が関係者向けの講演で厳しく激を飛ばしていたが、あっさりと廃止が決まってしまった。元々地元自治体と仲が悪かったのかもしれない。長野電鉄もやる気がなかったのかもしれない。屋代も須坂もやたら接続が悪いもんな。電化されてるのに冷房ではなかった。今時全ての窓が開いていたのに驚いた。カメラを持ってる奴の方が多いくらいの情けなさ。これでは廃止も仕方がないだろう。なくなるのは寂しいが、時代の流れには逆らえない。
 長野とは相性が悪い。いつも駅前のショボいホテルに泊まってるのだが、3連休なのか満室だった。いくつも回ったが、ダメだった。前にも使ったネカフェが頭をよぎったが、運良く「長野第一ホテル」が捕まった。また、長野は飲みがショボい。前回ホテルに紹介されたところはイケてなかった。で、今回は飲むの止めようかとも思ったが、ホテルで聞いてみると紹介されたのが同じところorz。無理矢理違うところに行った。「大久保西の茶屋」、入って失敗したと思った。暑い!なんだこれ?メニューは前回のところと同じ。どうやら長野はどこも値段が高いらしい。長野の居酒屋はほんとレベル低いな。食べ物もそうだけど接客がショボい感じがする。長野電鉄の件もドライすぎる。脱ダムの田中康夫を選んで切った公共事業への依存体制。前向きなものを感じない。引きこもりの性格。そういう文化に思えて仕方ない。長野マラソンは日本一のマラソンなのに。結論、温泉に泊まれって。