先週にA様から頼まれた。「うちの旦那が急に出張が入ったので夢の島の6時間走ってくれませんか」。夢の島とはリレーマラソンのことで7年前から毎年参加していた。そのチームHBからはフェードアウトしてたのだが、代走だったら仕方ないかなと思った。もう一つ、来月の神宮に向けて練習しないと、という頭もあった。
起きたらどしゃぶりだった。一気にテンションが下がった。それでも新木場にはうようよとそれらしき人達が集まっていた。ジョギングブームとは言え、「クレージーだ」と思った。「吉牛」で必殺「特盛玉子味噌汁」コンボを決めて、会場の競技場に行くと、わんさか人がいた。以前もこんなにいただろうか？ジョギングブームってのがずっと頭の中にあった。屋根のある場所は全て抑えられていた。屋根のない観客席で傘をさして立ち尽くした。「これから7時間は傘をささなきゃいけないのか」、果てしなく面倒だった。リレーじゃなければ帰っていた。O夫妻と合流し、遅れてA様がやってきた。もっと遅れて一人で6時間走るnissyがやってきた。絶望的に見えた天気だったが、13時のスタートと同時に雨は止んだ。ほんとによかった。
最初の私の出番は14時からの1時間だった。1.3kmの周回コース、先は長いのでゆっくり行くつもりだった。1周目でペースを測ると7分/km、弘前のときと同じだった。気持ちいいくらい抜かれまくったが、抜かれるのはどうでもいいことだった。対話しているのは自分自身に対してだけだった。予想どおり2周をすぎるとしんどくなってきた。「しんどいときは息を強く吐け」とMBのMさんが言ってたのを思い出した。なんだかんだ彼のアドバイスを思い出すことが多かったりする。それでも30分を越えるとどうしようもないことになってきた。太ももが全く上がらない。腹筋もない。お腹の脂肪はたぷたぷ揺れてるだけ。痛みやしんどさがウソだと知っていることだけが強みだった。根性以外の武器はなかった。それにしても思った以上に動けなかった。年取ったなと思った。来月の神宮が恐ろしくなった。弘前でも2時間はなんとかなったから「2時間限定」と言ったのだがorz。一緒に練習とか言われていたが、そんなレベルではないことを悟った。恥を上塗りしても仕方ない。自分のペースでやった方がいいだろう。一昨日にS氏が言ってたことが身にしみた、というか自覚してたつもりだったが、予想以上にダメ。いろいろ気づいたのが大収穫だった。最後の周回では頭が真っ白になった。これ以上はお腹一杯だった。膝も痛かった。ノルマはまだ1時間あったが、次の1時間は30分で分けてもらおうと思った。十分に理解しているつもりだったが、安請け合いするんじゃなかったなと思った。
激走の後、腹が減ったのでA様のおにぎりを食べた。めちゃめちゃうまかった。ここが今日のハイライトだと思った。4時間の少し前に6時間を走っていたnissyが上がってきて「飲みに行こう」と言った。余裕で同意だった。皆には結婚のきっかけとなった意味のあるイベントなのかもしれないが、私には過去のことだった。意外にも他のメンバーも飲みに行こうということになった。だとするなら最初から飲み会でよかったのではないだろうか？こうして私の2回目の出番は1周だけとなった。思いっきり行ってすぐにバテておいた。
有楽町「のとだらぼち」に着いたのは19時だった。能登半島の日本酒を飲ませてくれる店だった。ずっと日本酒の話だった。正直興味がなかった。作り方や細かい話をされてもピンとこなかった。「雰囲気でおいしいと思えばいいんじゃないの」って言っても無駄だった。味がわかるほど舌が肥えてるとは思えないのだが？自慢したいだけなら、結局知識を飲んでるだけだよね？A様もおいてけぼりになっていた。「わからないなら質問しないと」まで言われたから「日本酒に興味ない」と言った。まあその後の展開になんの影響もなかったけどね。nissyの嫁のnassyから電話があった。「時間的に有楽町で飲んでるのはおかしい」と指摘された。さすがだね。でも、私には関係のないことなんだよな。皆で決めたことなんだから。
A様とnissyが帰ってO夫妻だけになった。「結婚しないの」って言われた。今まで空気な扱いだったのに、他に話題を振りようがなかったのだろう。「うちはドライですよ。リスクが半分になるくらいしか思ってないですよ。」と言われてもノロケにしか思えなかった。ある程度の収入があってドライなら結婚しなけりゃいい。結婚は恋に溺れたものが堕ちていくものだ。惚れたもん負けだろ。気持ちが繋がってないと意味がない。老後の不安や皆がするからやるものではない。保証が欲しいなら他にやりようがあるだろ。結婚しなけりゃ気持ちが繋がらないわけでもない。むしろ浮気だって何でもできる。「いつでも別れてもいい」と言うくらいドライなら「浮気すれば」と言う問いに「はい」と即答して欲しいし、ちゃんと勘定も均等割りするくらいの意地が欲しかったね。ちょろまかすのが人生って思ってるならまじで絶賛するよ。私はそこまで非情じゃない。議論で負ける気は全くないが、他人を傷つけるつもりもない。だから、フェードアウトしたんだよ。最後に遺伝子まで飛びだしたけど、遺伝子になんの意味があるのだろう？
今度こそバイバイだ。私は変わってしまった。あのときのように楽しくなくなってしまった。皆の幸せを祈るなら私は消えるしかない。私は私で勝手に達者でやるから皆さん自分の目標に向けて頑張ってね。人は出会いやがて別の道を行く。ずっといい思い出であるために私は身を引く。私が身を引くのは自分のためだ。甘えるのはいいけど、私はそこまで人間はできてない。これが私なのだ。人は自分の意味の中で生きている。だから私は私の道を行く。皆さんの人生が納得いくものでありますように！大事なことだから二回言ったよw。じゃあね、また縁があったらどこかで。今まで本当にありがとう！夢の島の名付け親は天才だろ？
