- 作者: 宮脇俊三
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: 文庫
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こないだグランデに行ったときに買った3冊のうちの1冊。宮脇作品はずいぶん読んだけどまだあったのか。池谷先生の本をお休みして、沖縄旅行に持っていった。良書に出会いすぎて未読が10冊以上溜まっているのだ。
鉄道を知らない編集と2人の旅であり、まるで「鉄子の旅」。私自身のアイディアはきれ気味だったけど、この本ではなるほどと思わせるいろんなアプローチがなされていた。冒頭の「にっぽん最長鈍行列車の旅」からニヤリとしてしまった。自分が行ったことのある路線が出てくると景色が蘇るようだ。改めて宮脇氏の文体や視点が素朴で優しく楽しいことを思い知った。
これは1984年の作品、全編に統一感があり好感が持てた。これならあと2冊も楽しみだ。