新大阪のカプセルホテルを出発したのは6時だった。カプセルホテルはネカフェよりもビジネスホテルよりもお得感がある。今春18きっぷの1回目。新大阪―米原―大垣―名古屋―豊橋―浜松―島田―熱海―東京―御茶ノ水−東京−千葉みなと。これで元は取った。「ケータイ国盗り合戦」は51になった。バッテリーがもたない。
まっすぐ帰るつもりだった。明日からしばらく泳げないので今日は泳ぐつもりだった。ルートセッティングすると明知鉄道に行けることがわかった。かなり迷った。名古屋で一旦降りてきしめん食べながら考えた。明智へ行くと泳げない。でも、泳ぐのはいつでも行ける。それに明智ではイベントをやっている。でも、泳いでおくと気分よく一週間が過ごせる。明智だってまた行けるだろう・・・天秤にかけても結論は難しかった。選んだのは最初の予定通りまっすぐ帰る方だった。けれど、途中で大学友人Sから誘われて飲んだ。泳ぐよりもそこは優先だった。仕事を辞めたいという話を振ってみた。辞めるときの準備は保険で必要だろうということになった。Sの引っ越し間近な部屋を見た。本が多いと荷物も多い。「感動するから」と渡された銚子電鉄の文章は熱かった。諦めちゃいけないし、苦しいときは手を上げること。
