ここ近年台風が上陸することはなかった。その代わりたまに来る台風は勢力がでかくなっていた。今回の台風18号は、規模も大きいし、伊勢湾台風と同じルートだという。昨晩から既に京葉線は本数を半分に減らすと予告していた。
千葉みなと−稲毛海岸→千葉−市役所前･･･千葉みなと−千葉･･･京成千葉−京成津田沼−青砥−押上−東銀座･･･銀座一丁目−豊洲･･･辰巳−新木場−新浦安−西船橋−南船橋−千葉みなと。
朝、いつもどおりに起きると、予想に反して台風一過のように晴れていた。これはまだいけるかもしれないと、期待して駅へ向かった。なお、どういうわけか、台風が来たら休みが取れるのに、とは全く思わなかった。こんなことで年休を1日使う方がイヤだった。千葉みなとでは順調に電車がやってきた。そんなに混んでもなかった。しかし、車内アナウンス「強風のため市川塩浜と新浦安の間で運転を見合わせております。この電車は稲毛海岸駅までは行きます。」。そのまま寮に帰ればいいのに、なぜか稲毛海岸に行ってしまった。結果としてこれが長い一日の始まりとなった。稲毛海岸では総武線稲毛駅行きのバスに強烈な行列ができていた。それを避けて、千葉みなと経由千葉行きのバスに乗った。このバスは寮のすぐそばを通った。しかし、ここでもまた降りることはしなかった。なぜ降りなかったのかよくわからない。千葉駅に着いたときには、総武線はストップしていた。これで東京方面に行くルートは途絶えたと思った。そのとき、懸垂式モノレールは動いていた。あんな風の影響をモロに受けそうな物が動いているとは。ここで千葉みなとには戻らなかった。市役所前で降りて、プールに向かった。昼までは動かないだろうとJRが言っていたからだ。
プールは10時始まりだった。中6日。泳ぐペースが減っている。さぼってるわけではないので仕方がない。25mだとストローク数をチェックできる。以前のようにはいかなかったので、途中から開き直って大きく前をとるようにしたら早くなった。そっからはガシガシ行った。25m×108本=2700m。ずいぶん距離が減ったもんだ。
12時千葉みなとまで歩くと京葉線も総武線も止まっていた。そこで京成が動いていることを知った。どうしてJRが止まっていて私鉄が動いているのか不思議。千葉に行こうと思ったら、モノレールも止まっていた。昼食を取ったりしてたら、モノレールは復旧したので、千葉へ向かった。京成千葉駅はホームに人が溢れていた。超満員の電車を一本やりすごし次のに座った。京成津田沼で乗り換えようとしてたら、寮の同期Fに遭った。そっからはずっとしゃべってたので気が紛れた。それにそんなに混んではなかった。この頃になると、京葉線と総武線も動き出していた。
結局、会社に着いたのは16時だった。遅れるとは連絡していたが、みんな来ないもんだと思ってたらしい。他の寮の人はほとんど休んでいたことを知った。18時には帰った。フレックスを使えるだけの残業がないので、年休にした。なぜそこまでして会社にきたのか。一番やってはいけない選択をしたのかもしれない。自分でも変な人だと思う。
19時から西船橋の焼き鳥屋で同期HとMと飲んだ。後から隊長と同期Tも合流。Mを説教しようという企画。西船会という名前までついていた。そもそも昨日の時点で延期にするという話だった。でも、台風が過ぎそうだからという理由で決行になった。隊長と同期Tは同じ職場であり、すでにその時点で自由な会話というのが妨げられてるような気はしたのだが。まあ予想はしてたが、火だるまになったのは私の方だった。特にTに言わせれば、一貫性がない、ということだった。そういうふうに言われたのは初めて。別のことを言われるかと思ってたので意外。特に反論もする気もなかった。反論することが得だと思えなかった。利害関係者に手の内を明かすつもりもないし。それでもそれはそれで楽しかった。新しい人が入ると会話も新鮮になる。
