職場のTさんに誘われて、後輩TさんとKと一緒にフリークライミングのジムに行った。あまり過度の期待はしていなかった。いい機会だから行ってみようかと。場所は江戸川橋、印刷工場の立ち並ぶ中にひっそりとあった。倉庫を改造したような作り。角度のついた壁に色とりどりのでっぱりが出ていた。マニアックでさばさばした雰囲気。着替えてから、専用シューズとハーネスを借りた。Tさん以外は全員初心者。4人集まったのは講習を受けるため。トップロープクライミングは2人1組で行なう。1人が登り、1人が下で命綱を持つ。命綱は壁の最上部にひっかけてあって、片方は登る人、片方は支える人に繋ぐ。2人の息の合った作業が必要。きちんと支えないと事故の原因となる。壁を登りきったときに「張ってください」と下に声をかける。すると命綱にテンションをかけてもらえる。「ぶらさがります」と言って、ロープに身を預ける。「下ろしてください」でゆっくり下ろしてもらえる。最初、登るのは意外と簡単だったが、下を見ると高いので怖くなった。さらに登りきった後でぶら下がるのがめちゃくちゃ怖かった。が、すぐに慣れてきて、ガンガン登りまくった。下からは「右足を10cm上」とかアドバイスが飛ぶが、手足がプルプル震えて登れなかったり。登れそうで登れないところを登るのが楽しい。本能的に登ってしまう。単純なほど面白いのかもしれない。また、行くような気がする。
「笑笑」で軽く飲んだ。帰りはTさんとKで寮まで。Tさんとゆっくり話すのは初めてだったけど、Kのおたく話に対応してたのが、登ったことよりインパクトがあった。というかKよりもディープ。
