びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/10/14(火)「講習①」

 環境計量士(濃度関係)に登録するためには、5月に合格した筆記試験の他に実務経験が必要であるが、実務経験がない人のために環境計量講習が設定されている。文系の化学実験に疎い人でもなんとかなるらしい。この講習はその年の合格者に合わせて1回30人で年10回くらい開催される。場所がつくばの理由は、独立行政法人産業技術総合研究所の中に計量標準管理センター所属の計量研修センターがあるためだ。ここで日本の計量関連の管理、開発、教育、指導等が行われている。4日間開催で91000円が必要。登録しても実務をしているわけではないので、全くの無駄骨になるかもしれないが、普段接することのできない機器に触れるし、なにより異業種の人たちが集まりいろいろな話を聞けるというのがとても魅力的だった。だから、会社で刺激のない毎日を過ごすよりは自腹で年休とってでも行こうと決断した。結局はKプロからすんなり業務命令を出してもらえたので最高のパターンになった。まあ、過去に3人くらい会社負担があったし、人事部持ちだもんな。
 起床7時半。朝食と昼食はさくら館の食堂で食べた。誰も知りあいはいなく期待感と不安感で軽く緊張してた。私は化学実験の経験はあるが、分析の経験はほとんどない。だから、実務でこの資格が必要としている人たちにとっては足手まといになるかもしれないとどこかコンプレックスを感じていた。講習場所はさくら館から徒歩3分の研修センター。入ってすぐのとこに出席簿があるので印鑑を押した。9時に2Fの部屋に集合。3人がけのテーブルが3列に並んでいた。1列ごと班になっていて3班に分かれていた。私は若い男性と女性の間だった。他のメンバーを見渡すと実にさまざまだけど、なんとなく親しみを覚えるのは気のせいだろうか?同じ資格を取る人ってどこか似たようなところがあるのかもしれない。1日目の内容は坐学。私の苦手なところ。どうしても眠気が襲ってくる。ブラックブラックとポカリを仕込んでおいたが、講義中の飲食は厳禁だった。実際のところ、眠るヒマなど与えない内容であり、特に午前中後半の不確かさの話では必死にくらいつくしかなかった。とてもハードであり、不確かさの話を文系の素人にしても理解できるのだろうかと疑問に思った。昼食後の休憩中に隣の若いAクンから話かけられた。これでずいぶん不安な気持ちが払拭された。午後からは実験内容についての説明であり午前よりはペースダウンした。いろんな講師の先生が1時間交代で講義した。
 17時30分1日目の日程終了。この後に厚生センターの食堂で懇親会が開催された。すごくワクワク。18時スタート。Aクンと話つつ徐々に周りの人と話が弾んでいった。営業のBさん、コンサルのCさん。19時から自己紹介。全く考えもしなかった業種の人ばかり。終末処理、中間処理、メーカー、学校関係、失業中・・・化学系があんまりいなさそう。業務命令で来てる人はほとんどおらず、ほとんどが間接的にかかわってる人だった。こういうとき自分の会社を誇りをもって紹介できればいいのだが、一昨年以来の不祥事続きで少し恥ずかしかった。自分でも何を言ってるかわからないような卑屈な挨拶になってしまった。自己紹介の後で、講義のときの隣だったDさんと目が合った。全然挨拶もしてなかったので話しかけるといい感じで盛り上がった。今後にずいぶん明るくなったような気がして一安心。20時懇親会終了。
 もう終わりなのかと残念に思いつつ、自転車に乗りコンビニへ。帰ってくるとラウンジで酒盛りが始まっていた。Aクン、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん。そこへ合流して、いろんな話しをした。みんないい人ばかりで話しもとてもエキサイティングで面白かった。その時点で今回の講習の成功を確信した。既に来てよかったなあってwww。研究所で開発をやってる人間というのは私くらいなもんだった。ある種特殊な分野だけに私のつたない知識でも逆に興味をもって聞いてもらえるようだった。24時すぎまで話しこんだ。