びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/04/30(水)年休「旅行⑤」

 函館10時発のSL函館大沼号に乗った。これを見つけたのは旅行に出てから。時刻表でちょうどいいタイミングだった。函館から森まで。切符のフリーエリアも森駅まで。これで全区間乗りつぶしたことになる。こないだのばんえつ号ではお客さんが多くとても写真をとれるような状態ではなかったが、今回は平日だからかそんなにお客さんもいなくて、昔の衣装を着たかわいい女性乗務員さんが写真を撮るサービスがあった。座席も少し広めのクロスシート+木のテーブル。他にはストーブがついてたw。
 出発してからは風景的には特になんとも。北海道はなんもない。煙がすごかったが、窓が開かないのでにおいはしなかった。普通の列車に乗ってるのと変わらなかった。その代わり、女性乗務員さんの解説はとても親切でありがたかった。行きは大沼公園回り。昨年の夏以来2度目。車窓から沼を見てもあんまり感動しないのはなぜだろうか?
 森駅に到着。当然いかめしを買う。SLの折り返しまで2時間半の待ち時間。事前に桜祭りがあるとの情報をGETしていた。歩いて青葉が丘公園まで移動。うーん、やっぱりまだ咲いてないね。咲いてたらすごいきれいだったかもしれない。ベンチに座っていかめしを食べた。
 帰りは鹿部回り。でも、スイッチバックして大沼公園停車。やっぱり一度大沼を理解したほうがよいだろうと思い下車。自転車を借りて大沼を一周。周囲14kmで70分かかるとのことだったが、50分で走破。景色はきれいだけど、感動はなかった。どうしてだろうか?要するに大自然しかない。奥琵琶湖の方がいいかもしれない。ほとんど誰もいなくて一人だった。
 特急北斗で函館に戻った。17時到着。昨日のリベンジをするにはいい時間だったが、面倒になって止めた。やっぱああいうのは一回の勝負。失敗してもそれはそれで納得しなきゃね。もう一回やり直すのも負けを認めるようでシャクだったわけ。で、着替えて走りにいったw。なんだそれって感じなのだが、昨日帰ってから走りに行ったから夕食がすごく遅くなって、適当な店に入って失敗してたのだったorz。
 今日は早く食べに行こう。ウニ、イクラ関係は飽きたので、「はこだてビール」に行った。これが大当たり。そこで製造してるビール4種類がどれも最高にうまかった。どうしてこんなにうまいのか!それから生ピアノが素晴らしかった。選曲、演奏、音響どれも申し分なく。広い店内、セピア色を貴重とした内装、全てが最高!なんの事前調べもなく適当に選んだだけに、感動も大きかった。なんという幸運だろうか!うまいビールを飲みながら、素晴らしい演奏を聴き、ふと思った。旅行の最後に良かったと。もしかすると今後こういう機会には恵まれないかもしれない。そしたらこの瞬間が人生の絶頂なのかもと。涙腺が硬いので涙はなかったが、しばらくの間感傷的になっていた。
 私にとっての函館は最高の町だった。五稜郭の桜は例年より10日早いがために見ることができたし、夜景は想像以上の感動だったし、はこだてビールは最高のひと時だった。私は運がいい!来年も独身だったらまた来たいし、誰かと一緒だったらこの感動を分かち合いたい。