びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/01/20(日)「旅行」

 18きっぷによる旅行もこの冬15回目w。今回は初めて大学友人Sと行った。上野で待ち合わせ。快速アーバンで高崎。上越線で渋川。渋川手前で深い谷が現れた。崖の片側に線路、もう一方にはホテル群。まるで鬼怒川温泉みたい。すごい景色。
 渋川から普通列車で土合で下車。ここは鉄道ファンには有名なスポット。上下線が別ホーム、特に下り線はトンネルの中にホームがあり、改札からホームまで500段の石段がある。子供の頃、ケイブンシャの(ry。乗降客が20人くらいいることに驚いたが、全て鉄道ファンw。昨夏の青函トンネルよりは断面積が大きかった。それは上下線が一緒になってるため。階段は思いのほか立派だった。遥か彼方まで続いていた。百聞は一見にしかずとはよく言ったものだ。上っていくと思いのほかしんどくw。そういう人用に途中の踊り場にはベンチが置いてある。もはや高校生とじいさんばあさんのためのローカル線なのに、この階段は酷すぎる。そのおかげで名所になってるのだが。地上に出ると雪が積もっていた。いろんなところに言ったが、ここはインパクト抜群の物件だ。なんせ身体を使わされるのだから。
 上り線はループ線。元々、上越線は現在の上り線だけだった。大正時代の技術では長いトンネルを掘ることができなかったので、勾配を稼ぐためにループ方式になった。やがて、現在の下り線が出来ると、長いトンネルを掘ることが出来た。おかげで土合駅は上下分離して、下り線はトンネルの中になった。全国的にループ線は5箇所しかない。こないだの肥薩線はその一つである。さて、ループ線をずっとじーっと観察。乗ってる分にはわかりにくいから。運良く眼下に見つけることができた。とても豪快な景色に感動。すぐにたどりついた湯檜曽駅からは逆に見上げることもできた。上越線は有名なだけあって、とても険しくて景色は最高だった。山越え好きな私は興奮しっぱなし。近いうちにコンプリートしたい。
 渋川駅でうどんを食べて、吾妻線に乗った。用事がないだけに普段絶対に乗ることができない路線だ。終点手前の万座・鹿沢口までは特急が走っているが、終点大前までの本数は少ないことは、ケイブンシャの(ry。吾妻線はかつて長野原から太子まで伸びており、鉄鉱石を運んでいた。閉山にともない長野原太子間を廃止し、長野原から大前まで延伸した。最終的には飯山線の豊野と繋げる予定だったらしい。現在は浅間山周辺の温泉へ行く人で賑わっている(はず)。さて、列車は吾妻川に沿って進んでいった。そんなに高くない山とそんなに険しくない川。万事この調子。単調というか。唯一のイベントと言えば、長野原を過ぎて廃線跡を探したくらい。立派なガーター橋が見えて満足。万座・鹿沢口では1時間の待ち時間。みやげ物屋が2件、定食屋が2件、とても寂しい。大前駅はさらに寂しかった。店は1件もなく、唯一ある温泉は休業。これでは本数は少ないはずだ。さらに追い討ちをかけるように、本来なら美しいはずの川の流れも、全面的に護岸工事をやっていて、風情が台無し。カオス。
 戻りはほとんど寝てた。高崎で「とりめし」、上野駅のベンチで食べた。最後にアイリッシュバーでギネスを飲んだ。今回の旅行は全てSが計画してくれた。2人で行くと感動を分かち合える。ありがとう。また行こう。