商売をするにあたり計量は全ての基本である。偽装と呼ばれるものは、この計量の数値をごまかしているのである。偽装が発覚したとき問題になるのは、命に関わる分野であるが、おそらくはどこの業界でも似たようなことはあると思う。当然、うちの工場でもあるのはご承知のとおり。最初、柔軟な運用は理解していたが、こともあろうに前任者が私に責任を押し付けようとした。それが昨年1月。頭がおかしくなるかと思った。こんなのに付き合ってたら潰されると思った。ほどなくして、ここの工場の問題は、技術の問題ではなく、姿勢の問題だと気づいた。丸投げ上司の台詞が全てを物語っている。「俺はもう諦めてるんだ。ここの会社じゃ失点しないことが重要。」。それから一年、いろいろやってはみたものの、何も変えることはできなかった。問題を指摘しても、騒ぐな、の繰り返し。遂にメールも来なくなった。もうそろそろいいだろ？
中２日で走りにいった。２日以上空くと気持ちよくない。途中で歩きたくなって仕方なかったが、足やら身体と相談すると気持ちの問題だよということで。なんとか弱い心を駆逐した。途中から、仕事のことを考えていた。たまに現実に戻って走りを意識するようになると、必死で仕事のことを考えるようにしてた。何か考えとかないと、苦しい苦しいってなっちゃう。楽しいって思えるレベルって今はまだ遥か彼方。でも、先週から、頭痛は解消されて、身体の調子はよさげですわ。これだけでも充分ＯＫ。
