後輩とやる仕事の内容はフワッとし過ぎていてよくわからなかった。席を変えて大部屋に来ると、隣の部署や部長列の話が聞こえてくるようになった。隣の部署は新規事業開拓だった。たまたまなんか夢のような企画が聞こえてきた。どうやってそれを現実に落としこむのかまったく考えられてないように思えた。例えば、酵素や菌を使えばできるんじゃないかっていう類いの話。もしかして、後輩とやるのはそれなんかなと思った。
やっさんにこのことを話すと、いくつかあるけどもどれも夢物語らしかった。企画は出すけど、技術的に可能かどうかはまったく考慮に入ってないらしい。以前い新規事業開拓をやったが、たいへんだなと思ったのは、技術に落とし込むところだった。アイディアだけで済むのならただの遊びじゃん？
で、実際に話が来たのは斜め前に座ってた別の人からの依頼で、夢のような企画とはまったく関係なかった。事前に聞いてたフワッとした内容は、正式な依頼でもフワッとしたままだった。
結局新ネタは自分が知らないことがネタになっている。どうして世界の誰も思い付かないことを自分が思い付いたと思えるのか？それは傲慢過ぎるのではないか？ちゃんと調べてから起案しろよ。こんなのしかないのなら、見かけやってるふりをしてるだけだよな。それで尻拭いのような話がこっちに丸投げされるのか？うちはまさしく大企業病。
19時、新習志野のプールは2日連続。最初から腕がだるかった。平泳ぎ2往復。クロール11往復。休憩。クロール9往復。2kmを達成した。泳いでてあんまり気持ちよさはなかった。頭はぼんやりしてたけど、真っ白にはならなかった。何度か会社のことが思い浮かんだ。これまでと違うのはその感情を追い払おうとしたこと。そろそろ時間が解決しようとしてくれるてるのか？明日はもっとしんどくなりそうだけど、がんばろ。
