びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/06/11(土)「那智」

 615、起床。昨日は25時に寝たのでもっと寝たかった。6時半に朝食。バイキング形式で、生卵と味付け海苔と鰹節は凄く嬉しかった。他のホテルでも取り入れるべき!おかずの種類も多かった。どれも味が濃かったのはご愛嬌。710、出発。
 今日は熊野那智大社那智の滝がメインだった。国道42号線を那智勝浦方面に進むと自然と高速の無料区間に入った。那智勝浦ICで下車。昨晩の段階で、大門坂駐車場から、大門坂を小一時間歩いて熊野古道を満喫する計画だったが、激しい雨が降っていた。歩くのは諦めて、車で上ることにした。
 九十九折の連続を上がって行くと、山の中腹に那智の滝が見えた。最初にネタバレしてしまった。意外にも一番上の駐車場が空いていた。そこから拝殿までは少し石段を上っただけだった。苦労してたどり着くというのはまったくなかった。750、拝殿。朱色で立派だった。出勤前の神社関係者らしき若い女性二人が拝殿に柏手をうっていた。すぐに左を向いて同じく柏手をうった。そこには摂社があり、八咫烏を祀っていた。神武天皇が熊野に上陸した時に道案内したのが八咫烏である。三本足であることからサッカー日本代表のマークとして採用されて、全国的に有名となった。さて、拝殿横のおみくじ売場で駐車料金800円を払った。高いけど、昨日の谷瀬橋と比べれば、その価値はあるかと。
 8時、宝物殿。女性が最初に飾っていた絵について丁寧に説明してくれた。その心遣いがありがたかった。後でいろいろ見たけど、最初の絵が一番の目玉だったり。
 8時半、青岸渡寺熊野那智大社の隣にある。西国三十三所の一番札所であり、一番遠かった。西国三十三所奈良時代に成立し、平安時代に花山法皇が4年かけて巡ったところらしい。写経を納めて、御朱印をもらう。なんでこんな山の上ばかり選んだんだ?
 車で那智の滝まで移動。駐車場500円は仕方がない。845、那智の滝。日本一の高さで133m。華厳の滝と違って、間近で見れるので迫力があった。なぜか護魔焚きをしていて煙かった。
 915、出発。再び高速の無料区間に乗り西へ。終点太地ICで下車。太地は鯨漁で有名だったが、港にはよくある漁船しか停泊していなかった。鯨は?
 民家の間を抜けて海に突き当たってどん詰まりに駐車場があった。945、落合博満野球記念館。ずっと気になるところだった。休館は織り込み済み。なぜ太地を選んだのか、実際に行けば何か感じるのではないかと思った。遠くまで海が見渡せて、静かで穏やかな場所だった。人生の最後はこういうところで過ごすのが理想なのかな?
 10時、くじらの博物館。串本海中公園とのセット券は2500円。展示は名前のまんま。あらゆる角度から鯨を説明していた。説明が手書きであったり、いろいろ工夫していて、好感がもてた。
 10時半、クジラショー。海を仕切って生け簀のようにしていた。土砂降りだった。屋根付きの観覧席はあったが、座席は濡れていた。イルカより少し大きなクジラが豪快に飛んだりした。イルカの大きいのがクジラだから、クジラもまた賢いんだな。
 11時半、イルカショー。こちらも土砂降り。さっきとは別のプール。写真を撮ろうとしたら、コンデジが動かなかった。さっきケースごと落としたのがよくなかった。最近調子がよくなかったが、ついに壊れてしまった。大ショックだった。でも、最近はコンデジで写真を撮ってる人を見かけないし、スマホの方が性能がいいのかもしれない。私もコンデジスマホと両方使ってて面倒に思っていた。
 イルカはクジラよりも動きがシャープで、跳躍も高かった。小さいからかな?ステージ終了後、300円でイルカに触らしてくれると言うので、滅多にない機会だから参加した。他は子供を連れた家族とか。おっさんは明らかに浮いてたが、旅の恥はかきすて。全員がステージに上がって、一組ずつステージに上がったイルカの背中を触った。それを係の人が写真に撮ってくれた。イルカの背中に触ると、予想外に暖かかった。人間と同じ哺乳類だもんな。感触は硬めのツルツルのゴムのようだった。触ってみるもんだな。
 1240、道の駅たいじ。鯨竜田揚げ定食。やはり太地に来たら鯨を食べないと。鯨を食べたのはいつ以来だろう?子供の頃はよく食べた。母親が生姜醤油で甘く煮てくれた。給食にも出た。鯨を食べると懐かしい気持ちになるんだよなあ。思わず缶詰で鯨の大和煮を買ってしまった。
 国道42号線を串本へ向かった。海沿いの道からは海岸線がよく見えた。ずっと紀勢本線が寄り添っていた。電車に乗らなくても風景を楽しめた。1340、道の駅くしもと橋杭岩。海の中に何本も一直線に岩の柱が突き出ていた。写真を撮ろうとしたら、土砂降りで何度も傘がひっくり返った。
 14時、串本海中公園。串本で一番気になる場所だった。海中公園ってなんだ?まずは水族館から。串本の海は亜熱帯で珊瑚礁があるのが特徴。水族館の規模としては普通。設備は新しくはなかった。水槽の頭上に液晶モニターで魚の説明をしているのだが、読んでる途中で強制的に中国語表記に変わるのがまったくいけてなかった。だからか、水槽の下にもタブレットを3つ置いて説明していた。でも、これも読んでる途中で強制的に画面が(ry。
 海中展望塔。海の中に塔が建っていて、水中を覗くことができた。塔までは足場が延びていた。土砂降りの中、足場を歩いた。塔の中にある螺旋階段を降りると、小さな丸い窓がたくさん付いていて、そこから海中の様子を見ることができた。確かに珊瑚礁があり、少しは魚が泳いでいるが、水族館に比べたら、いろいろ密度が薄い!この結果に愕然とした。塔の中が暗くて青く光ってる方が幻想的だった。
 本州最南端の潮岬を目指した。土砂降り。道は広いけど、先端に向かってる寂しさがあった。1550、潮岬灯台。駐車場で300円。灯台で300円。高杉!灯台には上ることができた。全国にはそういう灯台がいくつかあるらしい。GWの日御碕灯台も上れるようだった。
 灯台の1階は簡単な資料館になっていた。灯台の中の螺旋階段を上がっていくと、最後は梯子みたいな階段になった。灯台の上は四畳半くらいのわずかなスペースしかなく、外のテラスに出ることができた。海が見渡せたが、土砂降りで濡れた。
 ここまで来たのだからと、大島に渡った。大島では昔にトルコの軍艦が沈没し、串本の人たちが救助したことからトルコ記念館が建てられていた。道中は下北半島みたいに何にもなかった。1650、トルコ記念館駐車場。ここから建物は見えなかった。もう閉館時間であり、土砂降りだったので、車の外に出ることなくUターンした。
 帰りは国道42号線を戻り、太地ICから高速。1810、新宮に戻り、「黒潮寿司」。回転寿司。少しコスパが悪いと思った。マグロだけはおいしい気がした。19時前に昨日のサンシャインホテル。
 今日は土砂降りの中頑張った。まさか太地と串本の両方を行けるとは思ってなかった。車だとたくさん回れるもんだな。