びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/03/05(日)「房総」

 起床は445。道の駅ちくら潮風王国。なんかまったくやる気が起きなかった。見たいものがあまりないし、 見たところで結局お金がかかるだけなんだよなあ。朝食後、ブログを修正して、615に出発。
 鴨川に向かったけど、あまりに時間が早すぎて、行ってもいいかなと思うシーワールドもまだ閉まってるし、また来ることもあるだろうとスルー。
 勝浦の海中公園も閉まってるし、やる気が出なくて、朝市があるなあと思いつつ、でも、朝食食べたし、一旦通り過ぎてから、なんとか思い直した。
 735、勝浦朝市。道の両側に簡単な台を置いて、野菜や干物などを並べていた。店と店の間は離れていて、小ぢんまりとしていた。お客さんもまばら。進んで行くと勝浦タンタンメンの食べられる店舗があった。これはありがたかった。
 タンタンメンは後回しにして、まずは朝市を端まで行こうとしたら、思いがけず遠見岬神社の階段が現れた。この階段は勝浦ビッグひなまつりの雛壇に使われていた。これはちょっとテンションが上がった。階段を上がると勝浦の町が見渡せた。遠くには海が見えた。朝市の端まで行くと、雛壇にひな人形が飾られていた。こういうのは嬉しかった。
 815、「いしい」。勝浦タンタンメンB-1グランプリの常連だった。担々麺を知らない人が独学で真似て作ったらしい。
 店の外観は有名人の写真を貼りまくっていて、ビミョーな雰囲気だった。中もサインだらけ。店員のおばはんがびっくりするくらい愛想がなかった。
 肝心のタンタンメン、B-1グランプリのメニューでこんなに不味いのは初めてだった。まずラー油の辛さだけでうま味がほとんどしなかった。麺は腰がなくて安物感が半端なく、チャーシューは塩辛過ぎた。どれもおいしくなくて、さらに不協和音を奏でていた。ダイエット中では大抵のものがおいしく感じられるものだが、ただただ罰ゲームだった。不味くて身体に変調をきたしそうだった。途中で出ていきたかった。
 接客も味もすべてにおいて酷かった。サインで「旨かった」って書いてる芸能人は舌が壊れてるんじゃないか?ネットの評判を見たら、おばはんの態度が酷いとか、味は辛いだけとかボロクソに書かれてた。車に戻ったら、段々とお腹が痛くなってきた。920、出発。
 次の目的地にたどり着く前に、トイレが我慢できなくなってた。9時半、JR外房線鵜原駅の外にある汚い便所へ。北海道で見るパカパカ開く節水型の便所だった。スプレーガンで流すのは初めてだった。水流が四方に飛び散り足に思いっきりかかった。
 940、鵜原理想郷。リアス式海岸の名称にしては凄かった。否が応にもどんなところなのか気になった。駐車場から歩いていくと、おじいさんが書いたような手書きの看板で「私有地につき無言で」となっていた。そういう看板があちこちにあった。イヤな歓迎だった。すぐに素掘り随道が出てきた。房総半島は素掘りが多いことは知っていた。中の壁についたノミ跡が生々しかった。
 まずは手弱女平(たおやめだいら)から。崖の上から見る景色は普通のリアス式海岸の景色で、別に凄くもなかった。これのどこが理想郷なのだろうか?飛び降りたら理想郷に行けるのか?騙された感が凄かった。他にも毛戸岬、白鳳岬、黄昏の丘などあったけど、どれも草ぼうぼうで景色の邪魔していた?11時、出発。
 すぐに千葉県立中央博物館分館海の博物館。ここには勝浦海中展望塔があった。展望塔は海の中に立っていて、そこまでは桟橋が延びていた。まずは展望塔に行った。900円。桟橋から見る景色は理想郷を上回っていた。理想郷いらないのでは?展望塔の中は串本のように螺旋階段になっていて、下まで降りると串本と同じように小窓から海中が見えた。串本とまったく同じだった。
 海の博物館。200円。企画展示を見てたら、疲れからか眠くなってしまった。椅子でしばらく休んだ。常設展示もなんとか見た。好感の持てる内容だった。さすがの安定クオリティ。13時、出発。
 北上して御宿に移動した。もうこの頃になるとだいぶ疲れていた。それでも頑張って、1325、月の沙漠公園。御宿には童謡「月の沙漠」のモチーフになった砂浜があった。砂浜には「月の沙漠」をイメージした像が立っていた。なんだかなあ。
 砂浜の隣には、月の沙漠博物館があった。よくこんなの立てたなあ。400円。1階にはたくさんの吊し飾りがぶら下がっていた。婦人会の皆さんが作ったそう・・・。2階は「月の沙漠」を作詞した加藤まさをの説明があった。この人は挿し絵も描いていて、高畠華宵と並ぶ人気を博したそうだ。高畠華宵の書く女性は色っぽかったが、加藤まさをの書く女性は普通に美しくて、私の好みだった。町おこしでこの内容でこの値段はないだろ?1415、出発。
 他に見るとこが思い浮かばなくて、それにしんどかった。少し早いけど、帰ることにした。途中でお腹が痛くなった。お尻がひりひりして痛かった。アレを食べたのは本当に大失敗だった。圏央道の茂原長南ICから東金JCを経て、東関道の千葉東ICまで。1620、帰宅。
 今回はとても苦戦した。房総半島にはまったくワクワクしなかった。あまりにも観光資源が無さすぎる上に、どこ行ってもお金を取られ続けた。房総半島は観光に力を入れる気はないんだろうな。勝浦タンタンメンを平気で推せること自体に問題がある。いすみ鉄道元社長の鳥塚さんが苦労したのがわかるような気がするわ。まだ房総半島で行ってないところはあるけど、しばらくはもういいや。