びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/06/12(日)「速玉」

 6時半、起床。とても身体がダルかった。疲れてるのかな?710、朝食は昨日と同じ卵かけご飯。745、出発。
 今日は熊野三山の熊野速玉大社を狙った。ホテルからはすぐ近くだった。750、熊野速玉大社。ここも鮮やかな朱色だった。熊野速玉大社は神倉神社から遷座してきたとのこと。一昨日から山の中腹に何かあるので気になっていたが、それが神倉神社だった。国宝がある宝物殿は休みorz。
 820、神倉神社の入り口。山の麓に大きな鳥居がありとても雰囲気があった。ただ鳥居の後ろには垂直に近い石段が。一念発起して石段を上り始めたが、後ろを振り向いたら怖くなった。これ落ちたら死ぬ奴や。やはり安全には配慮せねばなるまい。撤退を選択した。撤退は太田山神社以来2回目。
 840、阿須賀神社。熊野速玉大社と関係が深く世界遺産にも追加登録された。ここも朱色だった。隣に新宮市立歴史民俗資料館があったが、開館前なのでスルー。
 車で走ってるとうちの会社の名前を冠した公園が出てきてビックリした。昔、うちの会社の工場があった場所だと思われた。噂ではパチンコ屋になったと聞いていたのだが?
 920、新宮城跡。新宮に城があったことを知らなかった。そもそも歴史の中で紀伊半島の城が云々などと聞いたことがなかった。熊野は到達困難な最果ての地として考えられてたから、当時は船による往来の方が盛んだったと思われた。あんまり興味はなかったが、せっかく新宮まできたのだから押さえておこうかと。新宮城は熊野川に面した山の上にあり、立派な城だった。城跡からは見晴らしがよく、特に熊野川の景色が素晴らしかった。
 945、徐福公園。徐福は紀元前3世紀の秦の人で、日本全国に伝説が残っている。なんせ日本に文字もなかった時代の人だから仕方ないだろう。公園は立派な中国風の門があり、徐福像や徐福の墓があった。このエリアだけ中国感があるのが面白かった。
 10時、浮島の森。島が浮いてて、森になっていた。2008年にも見たが、池の向こうに森が見えただけだった。受け付けに行くと、係のおじさんが説明してくれた。浮島は泥炭地だそう。要は釧路湿原尾瀬の湿原で、新宮のような暖かいところにできたのが珍しいとのこと。浮島の中にある足場を歩いた。ただのジャングルだった。
 1025、熊野川河口の堤防。2008年12月、紀勢本線乗り潰しのため、新宮に泊まった。新宮の町をジョギングした時に熊野川の河口の対岸に暗闇に煌々と光る工場を見て、とてもきれいだったのが印象に残っていた。それはK社の工場だった。後に知り合ったMBSのYさんは「半径100km以内に工場は、尾鷲の火力発電所しかない」と言っていた。どれだけ紀伊半島は僻地なのか。ホテルのおじさんによれば、その火力発電所も失くなったそうだ。
 1040、阿須賀神社に戻り新宮市立歴史民俗資料館。やはり新宮の歴史を押さえておかないと。とても面白かった。神社後方の蓬莱山からは、平安から鎌倉時代にかけての鏡仏(銅鏡の鏡面に仏様を線刻)と懸仏が大量に見つかった。阿須賀神社が熊野信仰における重要な場所だった可能性を示唆していた。
 11時半、新宮を離れて国道42号線を北に向かった。国道からは明るい水色の海が見渡せた。
 1145、道の駅紀宝町ウミガメ公園。砂浜に出られるかと思ったら違った。ウミガメに触れられたようだが、パス。イルカは触ったのに。
 12時、道の駅パーク七里御浜。こちらは砂浜に出られた。見渡す限り砂浜。砂礫の海岸としては日本一の規模(7km)。海が明るくてめっさきれい。これ以上の砂浜はないのではないか!
 道の駅のレストラン「ごちそうダイニング」でマグロ丼。わざわざどこでも食べられるマグロを選んだのは失敗。
 13時、道の駅熊野花の窟。まったく知らなかったが、花窟神社世界遺産だった。イザナミノミコトがカグツチノチコトを産んで亡くなった後に葬られた御陵と言われている。高さ70mの岸壁が御神体で、厳粛な雰囲気。
 1335、鬼ヶ城。険しい崖に奇岸がたくさんあった。崖に人一人が歩けるような階段や歩道が整備され、半島をぐるりと一周できるようになっていた。最初はスゲーと思っていたが、段々と飽きてきた。そのうちすれ違う人もいなくなり、後ろにも人が見えなくなった。挙げ句の果てには、足が疲れてきて喉が乾いてきた。なんとか半島の反対側まで行ったが、そこから普通の道を通って帰ってくるのが2kmだった。店も自販機もなくとぼとぼ歩くしかなかった。
 1450、出発。熊野大泊ICから高速に乗った。1520、PA紀北始神テラスで休憩。15分後出発。亀山から新名神へ。甲賀土山IC下車。
 17時半、エディオン水口店。デジカメが壊れたのでスマホの電池の減り対策をする必要があった。モバイルバッテリーとシガーソケット充電器を探した。見つからず。隣のアヤハディオでシガーソケット充電器を買った。早速試すといい感じだった。
 1820、なか卯。いつもの海鮮丼。わざわざ出先で海鮮ものを食べなくてもなか卯の方がおいしかった。
 今回の旅行はとても充実していた。新宮はとても遠いイメージだったが、くまなく探索できた。熊野地方は思いがけず神話がメインだった。海沿いは思ったよりも栄えていたが、山に入ると限界集落だった。残念なのは、GWもそうだったが、ハードスケジュールに身体がついてこないこと。それだけに今のうちにいろいろ行っておきたい。