びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/04/10(日)「奈良」

 7時起床。私は宿の朝食を楽しみにしている(東横イン除く)。目玉焼きがポイント高く、どれもおいしかった。チェックアウトの時宿のおじさんに「若草山に行くんです」と言うと、「荷物預かりましょうか」と言われた。断ったけど、その心遣いが嬉しかった。一泊3750円。朝食650円。東横インよりお得なような?
 ネタ切れだったが、若草山に上ることを思い付いた。よく芝生の写真を見かけるけど、行ったことはなかった。絶対、インパクトに残るはずだ。問題は吉野のダメージがどこまで回復しているか。50分の登山だからなんとかなるか。
 815、出発。830、車に荷物を置いた。吉野では中途半端だったので、できるだけ置いていった。東大寺の南大門と大仏殿の間を抜けて、9時、手向山八幡宮
 若草山北ゲートに着くと、目の前に芝生に覆われた山が現れた。春の日射しで緑が輝いていた。ゲートで150円を払い、915アタック開始。
 ひたすら芝生の端にある階段を上がった。これだけでもだいぶ楽しかった。暑くてシャツ一枚になった。途中から林の中の広めの山道。どこに行くんだろうと思ったら、頂上のようなところにたどり着いた。
 940、一重目。若草山は三重構造となっており、その一重目だった。奈良の盆地が身近にそれでいて遠くまで見渡せた。素晴らしい見晴らしだった。一重目も芝生に覆われていた。木製のベンチがあったので座った。一頭の毛が抜け落ちた老齢の鹿が寄ってきた。餌がもらえるかもと思ったのだろう。やけに人間慣れしていた。私が何も出さないことがわかると、隣のベンチに座っている人の所に移動した。
 景色は白く霞んで、アニメの背景のようだった。ジオラマと言うべきか。「World Is Mine」というフレーズが思い浮かんだ。鳥の目線、鹿も毎日この景色を見てるのだろう。雄大な景色に普段の悩みが(ry
 二重目までは尾根づたいで芝生になっていた。プロゴルファー猿のコースにありそうだった。二重目まではすぐ到達した。一重目よりは奥まっていて、景色としては一重目には負けるかな?
 1015、三重目。頂上には桜が咲いていた。鹿もたくさんいた。見晴らしはいいけど、やっぱり一重目の方がいいかな。座ってブログを打った。とてもいい天気だった。日射しは少し強くて、風は暖かかった。ここにいるだけで心が安らぐようだった。何よりも価値が高いと思った。
 1110、鶯塚古墳。三重目の頂上にある古墳。石碑がなければわからなかっただろう。
 下りはあっという間だった。12時下山。ゲートの女性に「暑かったでしょ」と言われた。
 1220、奈良国立博物館の「葉風泰夢」。さっぱりしたパスタが食べたかった。ミュージアムショップで本を買った。
 学園町に移動。1350、大和文華館。ここにはなんかわからないけど、国宝があった。どうやら近鉄の美術館らしい。中はすごく静かで説明はわかりやすかった。国宝は松浦屏風。鎖国前に伝わった南蛮文化を反映してる。絵はかわいくなかったが、手に持った十字架が消されていた辺りか。
 1510、奈良文化財研究所平城宮跡資料館。平城京の解説よりも、木簡の種類と解説の方が興味深かった。
 1620、復原事業情報館。平城京は公園として整備する。私が不思議に思うのは、どうして平城京は田んぼになってたんだろう?意図的なような気がするが?
 1650、撤収。油断してて京奈和道に乗れなかったorz。18時、城陽インター北のなか卯。ロッテの佐々木朗希が完全試合達成を知った。凄すぎる。1940、帰宅。
 この三連休はとても充実していた。しかし、その間でも仕事のことが脳裏を横切った。それは異常なことだと思うけど、どこかでそんなもんだという気もする。余暇を楽しむのは日常の生活がしっかりしててこそで、日常の生活が不安定な状態では何をやっても心から楽しめないのかもしれない。日常をしっかりやっていこうと思う。