鈴鹿スカイラインから湯の山温泉に抜けた。このルート、15年前には未遂に終わり、こないだも失敗していた。三度目の正直。1145に出発。
アメダスによれば雨は降ってなかったが、実際の天気は曇りだった。国道1号線を土山。ローソンで昼飯が食べられなかった時用にハンバーガーを買った。
土山から青土ダムへ。アップダウンのぐねぐね道。山が近くて、谷間に田んぼが広がっていた。先に進むほど、なんとなく心細くなった。
青土ダム。ロックフィルダム。15年前にも来た。GWに佐賀で見たダムのようだと思ったが、佐賀のような混雑はなく、閑散としていた。
13時過ぎ、かもしか荘。鈴鹿スカイラインの入り口にあり、どういうわけか青看でも案内されていた。駐車場に車を停めて、隣にあるライダーハウス神戸へ。一般客は入りにくそうな野性味のあるロッジ。声の大きな白髪のおじさんがいた。いかにもバイク乗りという風貌だった。木のテーブルに木の椅子に座り、猪鹿丼定食を食べた。臭みを消すためかとても甘かった。まあまあうまかったけど、なんか違うような?
1345、15年前には冬季閉鎖されていた鈴鹿スライラインへ。いきなり野洲川ダムが現れた。山肌が肌色で露出しており、明らかに水が枯渇していた。車からは水面は見えなかった。鈴鹿スカイラインという名前から、きれいに舗装された道と素晴らしい景色を期待したけど、周りを木に囲まれた薄暗い片側1車線のぐねぐね曲がりくねった道だった。こういう道が、バリバリ伝説や頭文字Dの舞台になるのかなと思った。しげの秀一の与えた影響は大きい。のんびり走っていたら、途中からバイクに煽られた。道を譲ったら、あっという間にバイクは見えなくなった。とにかく軽はパワーがなかった。カローラだって坂は弱かったけど、こんなに弱くはなかった。途中のゲートの先から路面におびただしいタイヤ痕が現れた。夜に閉鎖して、レースしてるのかもしれない。
サミットの辺りで、急に路駐が増えた。おそらく登山の人だろうか?サミットの武平トンネルを抜けると、路駐だらけとなった。前方、山の間から三重の町を見下ろせた。右手にあったパーキングに車を停めた。パーキングはバイクと登山客で賑わっていた。残念ながら景色はいまいちだった。一体、俺は何しに来たのだろう?
さっさと下った。ついに見晴らしのよさそうなところはなかった。当初、御在所ロープーウェイに乗ってもいいかなと思っていたが、そんな気はまったく失せていた。早くここから脱出したかった。湯の山温泉すらスルーした。
道の駅菰野で炭酸せんべいを買った。450円は高いと思った。炭酸せんべいって、なぜその辺のスーパーで売らないのか?
国道306号線をひたすら南下。亀山から国道1号線へ。いつかの関宿を通った。まったく寄り道するつもりはなかった。鈴鹿山脈越え。ここはナイトスクープで小学生が自転車で走破したところで、一回どんなとこか見てみたかったのだが、よくもまあこんな延々と続く上り坂を小学生が走ったもんだ。車にとっては道は広くて走りやすく、あっという間に土山に戻ってきた。
16時前に道の駅あいの土山。みたらし団子を3つ買ったら、パックではなく、串を3本渡されて、その場で平らげる羽目にorz。17時ちょうどに帰宅。
15年にも渡る謎を解決しに行ったのだが、期待とは違ってあんまりだった。こんなこともあるさ。とりあえず一つ謎が解けたのでよかったとしよう。