びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/07/17(土)「石橋」

 今日は大阪大学総合学術博物館に行った。大学の博物館は初めてだった。大学ってめっさたくさんのことやってるよな?何を展示してるんだろ?マニア向けで歯ごたえがあることを期待した。
 10時に出発。JR大阪駅ますのすしw。阪急宝塚線で石橋阪大前駅へ。いつの間にか駅の名前変わってるやん。
 大阪大学豊中キャンパスは噂で聞いてただけ行ったことはなかった。東口から国道176号の高架を潜り右折すると踏切。スナックがたくさんあった。大学に行く途中になぜ?国道176号の大きな交差点は石橋阪大下といういかにもという名前がついていた。道路の向こうに博物館への道しるべが見えた。道しるべに従い、左斜め前の狭い方の道を行くと、阪大の入り口があった。キャンパスにいくには右折だったが、博物館には左折だった。古くて大学にありがちな重厚感のある建物だった。
 入場料は無料だった。最初に出てきたのは、世界初の電子計算機であるENIACを真似た真空管の計算機だった。とても驚いたのは、富士フイルム東芝東大グループに先を越された挙げ句に、トランジスタ計算機が出て来て、未完成のまま終わっていたことだった。展示って大体成功した物しか飾らないから、とてもアグレッシブだと思った。「日本の計算機科学に果たした役割は大きい」とまとめられていたのが、その通りかもしれないが、どこか寂しかった。
 湯川秀樹は阪大の助手時代に書いた論文でノーベル物理学賞を取ったとのこと。湯川秀樹イコール阪大のイメージはないなあ。京大ではと思っていた。阪大の研究室に刺激されてと書かれていたが、そうなんかな?
 X線回折でタンパク質の構造解析した話とか細胞融合を見つけたとかなるほどと思う話もあった。
 しかし、展示の大半は阪大の建学までの歴史と豊中キャンパスのある待兼山から出土したマチカネワニの化石、古墳、開発の歴史、昆虫、植生、だった。これでは、総合学術博物館ではなく、郷土資料館だと思った。
 1115に入って1515に出た。もっともっとかかるかと思ってたんだが、なんか生焼けな感じだった。それはターゲット層がはっきりせず、展示が寄せ集めになってて、博物館としての統一感がないからであろう。それでも自然科学系の展示なんてなかなか見られないところをプラスに評価したい。ただあんまり成果が出てないのではないかと思ってしまった。きっと凄い成果はあるのだけど専門的過ぎて説明できないんだろうなと思う。
 昼飯抜きだったので、梅田の阪神百貨店スナックパークでいか焼きを食べた。
 帰り道、家の近所の交差点を自転車で渡って右折した時、背後でガシャンと激しい衝突音がした。振り返ると自転車の若い女性が車と衝突して倒れるところだった。信号を見ると、車の方が青信号であり、女性の信号無視だった。女性はよろよろとなんとか立ち上がったが、あちこち擦りむいていた。
 私は女性に駆け寄り、とりあえず自転車を歩道に移動した。車からは作業着のおっちゃんが出てきて「救急車呼ぼか」と言って電話し始めた。私は女性に「ご家族に電話できる?」と聞いた。女性は頷いて電話し始めた。おっちゃんは救急車と警察に電話してた。
 やがて警官がバラバラに4人くらい来た。私は目撃者としてしばらく付き合うことになった。
 警察は女性の怪我の状態を確認して、自転車を細かく確認した。おっちゃんは免許証と自賠責保険を提出していた。
 周りを見ていると、道行く人がやたらこちらを見ていた。いつもは何かあったのかしらと見る方なのだが。ここは会社の敷地の横、もしかしたら会社でなんか言われるかもしれない。
 警察は、私がどこにいて何を見たかを聞いた。目撃者になるのだろう。住所、名前、生年月日、電話番号、職業も教えた。「実況見分する時に連絡させていただくかもしれません。」と言われた。
 別に事故だから焦るとかはまったくなかった。上野とレンタカーのミラー擦って警察行ったことがあるので、何をすればいいかはわかっていた。今日は博物館に行ったネタにするつもりが、すっかり消し飛んでしまった。昨日も行きつけのセブンイレブンに車が突っ込んでたし、尼崎はどこから何があるかわからないなあ。