びーの独り言

どこいくの?どっか。

2019/03/06(水)休「入院244」

 起きたのは0時半だった。疲れている割に起きるのは早いと思った。ブログを書いたが、やはりサクサク書けた。頭が冴えてるにしてもスッキリしすぎのような気がした。5時半に眠くなったのでベッドに戻り、6時半に起きた。
 朝食後の8時にまた寝た。なるべく疲れを取りたかった。でも、8時半に看護助手さんに起こされた。骨塩定量検査だった。この検査を受けるのは初めて。X線で骨密度を測定し、骨粗鬆症かどうか調べた。ステロイドで骨がスカスカになってる可能性がある。
 10時過ぎに寝た。11時かな?女医さんに起こされた。なぜかめんどくさくて起き上がれなかった。ヘモグロビンが下がっているので後でもう一回採血してCTを撮りたいとのことだった。はあ?なぜこないだ入れたばかりのヘモグロビンが急に下がったのか?内出血以外に何かあるのか?悪い予感しかしなかった。言葉を聞いたせいなのか、なんだか頭がぼーっとしてきたような気がした。
 研修医さんが採血に来た。ヘモグロビンは月曜日の10が7に下がったそうだった。経験したことのない下がり方だった。段々今までにない感覚に思えてきた。試験外泊どころか死ぬんじゃないか?ブログに緊急連絡を上げるべきか悩んだ。文章がすらすらと頭に浮かんだ。
 12時半CTに呼ばれた。いつもより断然早かった。それだけ緊急なんだろう。偶然にも同い年のKさんが訪ねてきた。どうしてるのか気になっていたので嬉しかった。現在の切羽詰まった事情を説明すると、車椅子でCT室まで行く間もKさんはずっと寄り添ってくれた。私は「こうなったらできることないし、身体が元気になったから血が足りなくなっただけだと思う」と言った。Kさんは元気そうに見えたし、実際順調のようだった。早くTさんと3人で食事したいよなあ。
 14時半研修医さんが来て「CTは問題はなさそうです」と言った。一応ホッとした。右手にルートが作られ、血小板輸血からスタートした。
 15時若い先生が来て「試験外泊は予定通り金曜日から行きましょう」とのことだった。続いて「退院は来週水曜日です」と言われて一瞬耳を疑った。急に貧血が出てぼーっとしてて大丈夫なんかなと心配してる状況で、まさか退院を言われるとは思わなかった。「11日に退院の説明をします」と言われた。家族の同席がいるのかどうか気になったが、何も聞かなかった。知らないふりして一人で聞けばいいのではないかと思った。
 17時前に赤血球の輸血がスタートした。今まで赤血球輸血により体調の変化を感じたことはほとんどなかったが、今回は頭のぼんやり感が抜けていくような気がした。
 あまりこっからはちゃんと思い出せないが、Tさんに電話して退院の日が決まったことを報告し、女性陣のSさん、Iさん、Oさんとそれぞれ話したり、夕食後に明日退院のKさんとISOの話で盛り上がったり、再びTさんと電話して試験外泊中の予定を打ち合わせたり、消灯後にIさんと深い話をしたり。気がつけば私はこの入院でたくさんの人と心を通わせ、それぞれの想いが詰まったバトンを渡されていた。私にできることはこれらの人たちを忘れないことと、この想いを伝えていくことである。人は人に支えられないと生きていけない。私も受けた恩以上に役に立てるように頑張っていきたい。