朝Yさんに手招きされた。Yさんは高圧的な態度ですぐトラブルを起こし、みんなに嫌われている。そして先月のプレゼンで仕事がまったくできないことまで露呈してしまった。褒めるところがひとつもないような人だった。なぜか私はYさんから話かけられることがあり、仲が良さそうに思われてる節があった。でも、手招きされたのは初めてだった。言われたのは｢俺クビになった｣だった。これは衝撃的だった。うちは犯罪でもしない限りクビにならない会社だ。確かに前に新聞紙上でこれからはリストラすると発表されていたし、最近ではリストラと希望退職をするとの噂も聞いていた。クビになるなら真っ先にYさんだなと思った。でも、まさか本当だったとは。Yさんは驚くほどさばさばしてた。呼ばれていったら書類が揃っていたらしい。｢解雇の理由はなんですか？ちゃんと理由が必要でしょう？｣と聞いたが、うやむやにされた。｢断れたんじゃないですか？｣と聞くと、｢こんな状態で会社にいても居づらい。｣と言われた。アホかと思った。子供3人いて家を買ったばかりなのに。そんなに簡単に引き下がれるもんだろうか？一応3年くらいの上乗せはあるらしい。それが大きかったのかもしれない。｢会社から事前に警告はなかったのですか？｣と聞いたが、それはなかったらしい。多分あったけど、本人が気づいてなかったんじゃないか？Yさんから｢飲もう｣と誘われた。普段だったら行かないけど、これで最後だしクビがどんなものか興味がある。来週行くかもしれない。
昨日の件はKさんが資料を作っていたので、私はやることがなかった。でも、時間に間に合うんだろうかとずっとやきもきしていた。1時間前に出来上がった資料は素晴らしかった。Kさんとはやりにくくて仕方ないのだが、こんなにできる人なのかと。ただ一点ひっかかる箇所があった。私の担当するパートがペンディングになっていることだった。本音ではそうなのだが、Sさんとの話で止められへんやろと言われていた。Sさんの断りなく申し入れてもいいものか？夕方の打ち合わせは驚くほどスムーズにいった。T所長と四国のY所長が技術的な話ができる人なのも助かった。案の定真っ先に私のパートについて議論になった。私は私が思っていることを洗いざらい話した。結果として、まったく別のことをやることに落ち着いた。私にとってはすごい進展だった。問題は明日Sさんがなんというか？
やっさんと｢菊水｣。ネタは満載だった。
