びーの独り言

どこいくの?どっか。

2016/06/28(火)「独り言」

 大学の件が一段落して先週からヒマになっている。思えばこれが正常な姿なのかもしれない。滋賀のときに見た研究所は会社の収益構造からはずれていた。研究所の役割は、本社が工場を説得するときに、ただ本社の命令にyesと答えておけばよいだけだった。辞めたSさんが言うには、うちは開発に1/10しか人間をかけておらず、本気でやる気があるのか疑問だそうだ。研究所は収益と関係ないのだから研究所が成果をあげなくても上層部は困らない。むしろ上層部にとって事業化一歩手前みたいな案件が出てきた方が大きな投資判断を迫られて困るのだ。上層部は技術の判断はしない。技術の実務はすべて部下に丸投げする。そして出世欲のある中間管理職は隠蔽や捏造やあらゆる手段を使って上の印象を少しでもよくしようとする。失敗した場合の責任はもちろん部下だ。批判の多い官僚ですら責任だけは取るのに、うちの上層部は責任を負わない。これではもはや組織の体をなしていない。これも研究所が収益構造からはずれているからである。一生懸命やってもサボってても会社の収益になんら影響を及ぼさない。毎日ヒーヒー言ってる会社から見れば天国に見えるかもしれない。ただし個人のやりがいやスキルアップは到底のぞめない。求められるのは命令に忠実な部下であること。あらゆる理不尽な命令に従わなければならない。だからかうちはクビにだけはしない組織だった。そこだけは守るのかなと思っていた。けれど、最近リストラを始めた。人を踏み台にした連中が、飼い殺しにしてきた従業員をリストラって。今度から逆らうとリストラされてしまう。ホントにつまらない会社になったなあと思う。この会社で働くことにもはやなんの誇りも感じない。前にも書いたが、私の肌に合わない。はっきり言って辞めたいが、これから先どれだけ金が要るのかわからない。もう手遅れ。すっかりゆで蛙になってしまった。