びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/09/10(水)「鎌取」

 臭気判定士になるには嗅覚検査に合格する必要がある。嗅覚検査とは正常な嗅覚を有しているかどうかのテストである。40歳以上では3年に1回受けなければならず、1回9000円もかかる。典型的な資格ビジネスと思われ。
 テストはまず細長い紙を5枚用意する。2枚はその先をにおいの薬品に浸け、残り3枚は無臭の薬品に浸す。この5枚のうちのにおい付きの2枚を当てるわけである。薬品は決められた5種類がある(薔薇、こげ、汗、桃、糞)。
 4月に今の職場に来た最初にこれをやった。においはわかりにくいが、集中すればわかる。結果は合格だった。その後、いろんな人がこの試験をやったが、まず落ちることはなかった。
 嗅覚検査をやっている場所はにおい・かおり環境協会、またはその認定事業所だった。交通の便がいいところに電話したが、どこも1ヶ月に1回程度しかやってなかった。Mクンに話すと、鎌取ならいつでもやってくれるとのことだった。電話するとあっさり予約が取れた。
 午前中鎌取に行った。鎌取は千葉みなとの2駅隣であるが、通勤とは逆方向であるため降りるのは初めてだった。駅前にはでっかい「イオン」があり、駅とはペデストリアンデッキで繋がっていた。蘇我のゴミゴミ感とは違い、緑が多くニュータウンな雰囲気だった。住むにはこっちの方がいいなあと思った。
 駅から20分歩いた閑静な住宅街と公園に挟まれたところに会社はあった。試験の担当は同世代くらいの女性で、普段は実験室に使っていそうな小部屋に案内された。試験はうちの職場でやったのとまったく同じだった。軽くおしゃべりをしながら、フランクな感じで進んだ。結果はもちろん合格だった。他所の会社の雰囲気がわかったのはいい経験だった。