びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/08/14(水)年休「旅行5」

 朝まではとても長かった。幸いなことにほとんど眠気はこなかった。これからどうするかを考えていた。こういうことがあると、やはり旅自体が面倒に思えてきたり。もう帰ろうかとも思った。するとこの旅に出る前に感じた恐怖が再び立ち上がってきた。旅に出ないのなら代わりに何をする?部屋で無目的に過ごすのか?仕事だけの人生はイヤだが、だからと言ってやりたいこともないのでは。そんなの死んでるのと変わらないのでは?この先どうなるかわからないが、それでもとにかく前に進むしかないと思った。
 徳島―阿波池田―高知―窪川宇和島
 徳島の始発0540で出発した。阿波池田までは思い出の詰まった路線だが、今日だけは寝ていた。阿波池田駅はいつもの強い日差しと田舎びたホームが出迎えてくれた。96年のイメージが強烈に沸き上がり、頭の中にあったイヤな感情を無理矢理追い出した。やはりここは私のパワースポットだった。
 阿波池田からの土讃線は絶景のはずだったが、やはり寝ていた。高知駅では昨年感動した「鰹のたたき弁当」を食べた。高知を経由したのはひとえにこれが食べたかったから。日本初の生魚を使った弁当、私の大好きなかつおのたたき。安藤商店さんありがとう。
 窪川からは予土線土佐大正から江川崎まではトロッコ列車。昨年の感動をもう一度。四万十の雄大な流れ、レールの音。しかし、途中から激しい雨が!結局払い戻しになった。これも旅行だ。
 夕食は宇和島「とみや」。3回目の鯛めし。宿泊は「宇和島ユースホステル」。タクシーでめっさ山の上。談話室があって、茅ヶ崎のおじさんとめっさ話が盛り上がった。まさか東北の歴史から始まり、源氏物語パブリックスクール、カルバン、近藤誠先生になるとは。こんな話題が豊富な人と初めて出会った。これだからユースは楽しいね。